商品撮影(物撮り)に向くレンタルスペースの選び方7つ(自然光・背景・小物)

ECサイトの運営やハンドメイドのネット販売において外せないのが商品撮影。

しかし「生活感が出てしまう」「光がきれいに回らない」といった理由で自宅での商品撮影に悩むクリエイターも少なくありません。

そこでおすすめなのがレンタルスペースですが、どのような条件で選べばいいのか悩ましいものです。

本記事では、商品撮影(物撮り)に向くレンタルスペースの選び方を7つの項目に分けて詳しく解説しますので、これからの場所選びにご活用ください!

商品撮影(物撮り)に向くレンタルスペースの選び方7つ

レンタルスペースでの商品撮影(物撮り)がうまくいくよう、ここではスペース選びのポイントを確認していきましょう。

  1. 自然光
  2. 背景
  3. テーブル
  4. ライティング
  5. 小物置き
  6. 撮影スペース
  7. 電源・充電

それぞれの条件についてチェックポイントや運営者への質問テンプレをまとめていますので、予約の際にご活用ください。

【1】自然光

自然光は、商品撮影において「やわらかい光で商品の色味を引き立てる」「商品が立体感のある仕上がりになる」など商品の質感を映し出すための大切な要素です。

レンタルスペースの利用にあたっては掲載ページのニュアンスだけで判断せず、窓の大きさや向き、光の入り方などにも着目しましょう。

チェックポイント

○大きな窓があるか
○南向きの窓があるか
○窓付近に遮蔽物がないか
○直射日光を遮光できるか
○時間帯ごとの光の入り方はどうか

理想的な自然光のもとで撮影するには、南向きの大きな窓を推奨します。

あるいは、午前中なら東向き、午後からなら西向きでもかまいません。

ただし、直射日光が強すぎると影が硬くなるため、レースのカーテンやブラインドで遮光できるかを確認しましょう。

質問テンプレ

  • Q. こちらの部屋に大きな窓はありますか?(方角とサイズも教えてください)
  • Q. 午前と午後で光の入り方に差はありますか?
  • Q. 窓から入る光は直射日光でしょうか?
  • Q. 窓に遮光カーテンやブラインドはありますか?
  • Q. 周辺の建物や看板などで日が遮られる時間帯はありますか?

【2】背景

背景は、レンタルスペースでの商品撮影において写真に映し出される世界観を決定づけます。

たとえばECサイトでは清潔感のある白背景が定番ですが、ハンドメイドマーケットならウッド調やコンクリート調なども人気。

撮影専用のレンタルスペースであれば白・黒・グレーといったベーシックカラーの単色タイプや模様の入ったテクスチャタイプの背景紙(バックドロップ)が借りられる場合もあります。

チェックポイント

○実際の背景(イメージ画像に注意)
○背景紙の有無・利用条件・料金
○背景紙の持ち込み可否・制限・料金

スペースの掲載ページにはイメージ画像やリフォーム前の画像が貼付されている場合があるため、必ず実際の背景を確認しましょう。

また、背景紙をレンタルする場合は汚れやシワが残っている可能性があるため、利用者側での持ち込みを想定しておくと確実です。

質問テンプレ

  • Q. こちらの実際の壁の色やデザインはどうなっていますか?
  • Q. 背景紙や背景スタンドのレンタルはありますか?(料金も教えてください)
  • Q. お借りできる背景紙の色・種類・サイズを教えてください。
  • Q. お借りできるホリゾント(地面と壁がつながる背景)はありますか?
  • Q. 背景紙や背景スタンドは持ち込み可能ですか?(持ち込み料や条件なども教えてください)

【3】テーブル

テーブルは、レンタルスペースでの商品撮影において商品や機材を置いたり並べたりするために使用します。

テーブルの有無はもちろん、数やサイズ、デザイン、天板の質感、耐重量、安定性などの条件を確認しましょう。

チェックポイント

○テーブルの台数・色・種類
○テーブルのサイズ(幅・奥行き・高さ)
○天板の質感(マットな質感を推奨)
○テーブルの持ち込み可否・制限・料金
○テーブルの耐重量・安定性

スペースの掲載ページにある備品リストには「作業用テーブルあり」などの表記がないか確認します。

ただしサイズや質感、耐重量、安定性などの詳細は運営者に問い合わせるのが確実です。

また、利用者側でテーブルや撮影用アームを持ち込む場合は可否や制限についても確認しましょう。

質問テンプレ

  • Q. 撮影に使用できるテーブルは何台ありますか?
  • Q. テーブルのサイズ・高さ調整の可否を教えてもらえますか?
  • Q. 撮影で○○を置きたいのですがテーブルの耐荷重や安定性はどうですか?
  • Q. テーブル以外で撮影に使用できる台や棚、ボックスなどはありますか?
  • Q. テーブルの天板は光が反射しやすい光沢素材でしょうか、それともマットな質感でしょうか?

【4】ライティング

ライティングは、レンタルスペースでの商品撮影において商品を映し出す光の調整に必要な要素です。

ライティング機材であるレフ板は「光を反射させて影を明るくする(増光)」、ディフューザーは「光を透過・拡散させてソフトにする(減光・軟化)」のために使用します。

チェックポイント

○レフ板・ディフューザーの有無・種類・利用条件・料金
○レフ板・ディフューザーの持ち込み可否・料金・制限
○対象スペースが完全に光を遮断できるか(暗室化できるか)

特に、アクセサリーやガラス瓶、陶器など光沢のあるものを撮る場合、周囲の映り込みを制御する必要があるためライティングでの反射対策が不可欠です。

また、白いホリゾント(地面と壁がつながる背景)は光が回って明るく撮れますが、商品の輪郭を引き締めたい場合は「黒い板(カポック)」や黒い布が必須です。

撮影専用のレンタルスペースでない場合はレフ板・カポック・ディフューザー・ソフトボックス・アンブレラといった機材を持ち込む必要があるため、料金や条件についても確認しましょう。

質問テンプレ

  • Q. レフ板やディフューザーなどはレンタル可能ですか?(料金も教えてください)
  • Q. レフ板やディフューザーなどは持ち込み可能ですか?(持ち込み料や条件なども教えてください)
  • Q. ソフトボックス・アンブレラなどの撮影機材は標準で利用できますか?
  • Q. 撮影に使用するライティング関連の機材で借りられるものを教えてください。
  • Q. 窓の遮光カーテンで部屋を暗くして、照明のみで撮影することは可能でしょうか?

【5】小物置き

レンタルスペースでの商品撮影においては、撮影に使用する小物を置けるスペースがあると便利です。

撮影用のメインテーブルとは別に、棚やラック、サブテーブルなどを利用して作業をスムーズに行いましょう。

チェックポイント

○メインテーブル以外のアイテムの有無
○小物置きになるアイテムの種類・大きさ
○小物置きになるアイテムの利用条件
○小物置き用アイテムの持ち込み可否・料金・制限
○小物・備品を搬入する前に置いておける場所

小物・備品の整理に使えるカゴやケースなどを利用者側で用意しておくと、紛失や損傷を防ぐ対策にもなります。

質問テンプレ

  • Q. 撮影用の小物・備品が置ける棚やラック、テーブルはありますか?
  • Q. 撮影に使う商品・小物を事前に置けるスペースはありますか?
  • Q. 棚やラック、テーブルなどを小物置き用に使う場合の移動は可能ですか?

【6】撮影スペース

レンタルスペースでの商品撮影においては、「カメラから商品までの距離」を考えた撮影スペースを確保する必要があります。

いわゆる「引き」で撮影できるかがポイントなので、商品の配置場所から2〜3mは下がれるスペースがあるかを確認しましょう。

チェックポイント

○スペース全体の広さ
○撮影に使える広さ(家具などのない場所)
○家具が固定されていないか
○家具などを移動させてよいか
○家具などを移動させる場合の制限

撮影機材を設置しても動線が失われない十分な広さがあるかも重要なポイント。

たとえばスタッフ2~3名で商品撮影を行う場合、15㎡〜25㎡の広さを確保するのが理想的です。

もし家具などを移動させる場合は無断で行わず、必ず可否を確認したり、事前に許可をもらったりしましょう。

質問テンプレ

  • Q. こちらの総面積(㎡)を教えてください。
  • Q. 俯瞰撮影や複数アングル撮影が可能な広さですか?
  • Q. 家具を一時的に移動させることは可能ですか?(退室時に元の位置に戻します)

【7】電源・充電

レンタルスペースでの商品撮影においては、カメラやパソコン、ストロボなどの使用に電源・充電を行います。

電源・充電の条件やガイドラインはスペースごとに異なるため、実際の撮影を想定して必要事項を確認しましょう。

チェックポイント

○コンセントの数・位置・同時使用制限・容量制限
○延長コード・電源タップの有無・種類・利用条件・料金
○延長コード・電源タップの持ち込み可否・料金・制限

特にブレーカーの容量制限がある場合は消費電力の負担が大きいストロボが使用できるか確認したり、各機材の予備バッテリーを用意したりして対応しましょう。

質問テンプレ

  • Q. スペース内のコンセント数と位置を教えてください。
  • Q. 延長コード・電源タップの貸し出しはありますか?
  • Q. 延長コード・電源タップの持ち込みは可能ですか?
  • Q. ブレーカーの容量や電源同時使用の制限はありますか?
  • Q. ストロボを使用する場合、追加料金はかかりますか?

レンタルスペースでの撮影当日の持ち物リスト

レンタルスペースでの商品撮影に備え、ここでは撮影当日の持ち物リストを確認しておきましょう。

○カメラ本体+予備バッテリー
└途中の充電が難しい場合に備えて予備バッテリーは必須。
○レンズ(マクロ・標準・ズーム)
└商品のサイズによって使い分け。
○三脚
└手ブレ防止と構図の固定に使用。
 ※持ち込み可否を要確認
○水平器
└三脚に付いていない場合のみ使用。
○背景紙・背景小物
└スペースの備え付け品と併用して使用。
 ※装飾の可否・制限を要確認
○ライト・補助照明
└スペース内の光だけで足りない場合に使用。
 ※持ち込み可否を要確認
○レフ板・ディフューザー
└光の反射や影の調整に使用。
 ※持ち込み可否を要確認
○延長コード・電源タップ
└スペース内の電源が遠い場合に使用。
 ※持ち込み可否を要確認
○養生テープ(弱粘着)
└背景紙を固定したり、商品の位置を決めたりするのに使用。
 ※使用可否を要確認
○クリップ・洗濯バサミ
└背景布のシワ伸ばしや商品の自立のため裏側で固定するのに使用。
○クリーニング用品
└レンズクリーナー、ブロワー、クロスなど。
○小物入れ・ケース
└撮影に使う商品や小物の整理に使用。
○メジャー・スケール
└サイズ感やISO補正(光に対する感度)のチェックに使用。
○アイロン・スチーマー
└アパレル品や布小物を撮る場合に使用。
 ※持ち込み可否を要確認
○ブロアー・手袋
└商品への指紋付着やホコリ防止のために使用。

スペースによっては持ち込みが認められない機材・備品もあるため、詳細は掲載ページの閲覧や運営者への問い合わせで確認するようにしましょう。

レンタルスペースで商品撮影をしよう

レンタルスペースで商品撮影を行う場合は、自然光や背景、電源、反射対策といった条件にもとづいて適切なスペースを選びましょう。

また、予約前に機材の持ち込み可否や背景装飾の制限などスペース側が設定しているガイドラインを確認することも大切なポイントです。

ぜひ、本記事で紹介した運営者への質問テンプレや撮影当日の持ち物リストも参考にしながら、レンタルスペースでの撮影にお役立てくださいね。

レンタルスペースで商品撮影をするなら

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