目的別で迷わない!会議・研修の席配置テンプレ(講義・グループ・ワークショップ)

レンタルスペースで会議・研修を行うときに気になるのが会場セッティング。

目的に合わせ、適切な席配置やレイアウトで準備したいものです。

本記事では、席配置のテンプレをレイアウト別で紹介するほか、当日の設営手順とポイント、失敗しないための対策についても解説しますので、ぜひご活用ください。

会議・研修に適した席配置テンプレ|レイアウト別

ここでは、会議・研修での利用に適した6つの席配置テンプレをレイアウト別で紹介します。

  1. 対面形式
  2. コの字型
  3. ロの字型
  4. スクール形式
  5. シアター形式
  6. アイランド形式

それぞれの特徴やポイントを押さえて、人数や用途に合わせたセッティングをしましょう。

対面形式(打ち合わせ・ミーティングなど)

対面形式は少人数向けのレイアウトです。

すべての参加者が顔を合わせられる配置なので、フォーマルな会議からカジュアルなミーティングまで幅広い用途に適します。

議長・講師は出入口から遠い「上座」に配席するのが基本ですが、通路や導線の確保、参加者の視認性を考慮しながら調整しましょう。

特徴

●テーブルを挟み、向かい合わせで横並びにする形式。

メリット

  • ◎通路や導線を確保しながらのレイアウトがしやすい。
  • ◎スクリーンに対して垂直に設置すると視認性がよい。
  • ◎お互いが向き合っているので発言や協議がしやすい。

用途

○打ち合わせ
○商談・プレゼン
○意見交換会
○業務報告会
○ブレストミーティング

注意点

大人数の場合は端から端までの距離ができるため、会議・研修の用途としても必要キャパの確保においても不向きです。

コの字型(プレゼン・報告会など)

コの字型は10名程度から20名程度での会議・研修に適したレイアウトです。

参加者同士のアイコンタクトが取りやすく、発表+ディスカッションにも適しています。

議長・講師は出入口から遠い「上座」に配席するのが基本ですが、通路や導線の確保、参加者の視認性を考慮しながら調整しましょう。

特徴

●テーブルを「コ」の字に配置し、前方の一辺を空ける形式。

メリット

  • ◎中央の開いたスペースにプロジェクターが設置できる。
  • ◎お互いが向き合っているので発言や協議がしやすい。
  • ◎すべての席からスクリーンやホワイトボードが見えやすい。

用途

○プレゼン
○企画会議
○戦略会議
○定例会議
○業務報告会
○ディスカッション
○ワークショップ
○プレゼン後の質疑応答

注意点

中央にデッドスペースができるため広めの空間が必要です。

ロの字型(決起会・戦略会議など)

ロの字型は10名程度から30名程度での会議・研修に適したレイアウトです。

全員が対等な立場で議論するのに向くため、意思決定や情報共有などの重要なシーンにも適しています。

議長・講師は出入口から遠い「上座」に配席するのが基本ですが、通路や導線の確保、参加者の視認性を考慮しながら調整しましょう。

特徴

●テーブルを四角く「ロ」の字に閉じる形式。

メリット

  • ◎全員がお互いの表情を確認し合えるため、発言や議論が活発になりやすい。
  • ◎適度な緊張感があり、全員が等距離で着席するためフォーマルな会議にも向く。
  • ◎全員が向き合って着席するため、初対面同士の顔合わせや自己紹介にも向く。

用途

○決起会
○戦略会議
○方針会議
○予算会議
○取締役会

注意点

中央に大きな空きスペースができるため、スクリーンやホワイトボードを設置する場合は場所に工夫が必要です。

スクール形式(研修会・セミナーなど)

スクール形式は少人数から大人数までの会議・研修に適したレイアウトです。

全員が講師・スクリーンに向かって着席するスタイルなので、研修会やセミナーなどに適しています。

議長・講師は出入口から遠い「上座」に配席するのが基本ですが、通路や導線の確保、参加者の視認性を考慮しながら調整しましょう。

特徴

●テーブルと椅子を前方向きに設置する形式。

メリット

  • ◎メモが取りやすく、視線が一点に集中するため、講義や講習などが実施しやすい。
  • ◎前方にスクリーンやホワイトボードが設置できるため、大人数の場合でもレイアウトしやすい。
  • ◎パーソナルスペースが確保しやすいため、参加者の集中力や没入感を高めやすい。

用途

○研修会
○講演会
○セミナー
○報告会
○発表会

注意点

参加者同士の交流は生まれにくいため、自己紹介や質疑応答の時間を意識的に設ける必要があります。

シアター形式(講演会・発表会など)

シアター形式は椅子だけを前方に向けて並べるレイアウトです。

机がないため、話を聞くだけの講演会や報告を受けるだけの発表会などに適します。

議長・講師は出入口から遠い「上座」に配席するのが基本ですが、通路や導線の確保、参加者の視認性を考慮しながら調整しましょう。

特徴

●椅子のみを等間隔で並べ、全員を前方に向かわせる形式。

メリット

  • ◎机を置くスペースが必要ないため最大定員でも広めに使える。
  • ◎スクリーンやステージに対する参加者からの視認性が高い。
  • ◎カジュアルなイベントをリラックスした状態で過ごせる。

用途

○講演会
○発表会
○報告会
○壮行会

注意点

テーブルがないため筆記がしづらく、資料を広げたり、PC作業をしたりするのにも不向きです。

アイランド形式(グループワーク・ワークショップなど)

アイランド形式は島型とも呼ばれ、テーブル単位で行うプログラムに適したレイアウトです。

数名単位に分かれて座るため、コミュニケーションの活性化を目的にしたグループワークやワークショップに向いています。

議長・講師は出入口から遠い「上座」に配席するのが基本ですが、通路や導線の確保、参加者の視認性を考慮しながら調整しましょう。

特徴

●数名のグループで分かれて座る「テーブル島」を設置する形式。

メリット

  • ◎初対面同士でもコミュニケーションが図りやすい。
  • ◎テーブル単位でのグループにおける一体感が生まれやすい。
  • ◎少人数で向かい合って座るため、参加者の集中力が持続しやすい。

用途

○グループワーク
○ワークショップ
○ブレインストーミング
○グループディスカッション

注意点

議長・講師に背を向ける席ができるため、椅子の向きを変える場面が必要です。

会議・研修で利用するときの「人数」と「広さ」のバランス

レンタルスペースを会議・研修で利用するときは、人数と広さのバランスを考慮しながらセッティングを考えましょう。

スペース側が設けている「定員」だけで判断すると、通路や導線が十分に確保できなかったり、快適に過ごせなかったりします。

そこで目安となるのが、人数別の必要スペース目安です。

人数別の必要スペース(目安)

 

人数 必要スペース(㎡)
10名 約10〜25㎡
20名 約20〜50㎡
30名 約30〜75㎡
40名 約40〜100㎡
50名 約50〜125㎡

必要スペースに幅があるのは、机を置かないシアター形式と机を置くスクール形式、大きなデッドスペースができるコの字型/ロの字型というようにレイアウト構成に影響されるためです。

1人あたり必要スペース(レイアウト別)

 

レイアウト 必要スペース(㎡)
コの字型 2.0〜2.5㎡
ロの字型 2.0〜2.8㎡
スクール形式 1.5〜2.0㎡
シアター形式 1.0〜1.5㎡
アイランド形式 2.0〜3.0㎡

以上の1人あたり必要スペース(レイアウト別)を踏まえ、改めて人数別の必要スペースをレイアウト別で挙げておきましょう。

人数別の必要スペース(レイアウト別)

 

人数 シアター形式 スクール形式 コの字型 島型・ロの字型
10名 10~15㎡ 15~20㎡ 20〜25㎡ 30㎡~
20名 20~30㎡ 30~40㎡ 40〜50㎡ 60㎡~
30名 30~45㎡ 45~60㎡ 60〜75㎡ 80㎡~
40名 40~60㎡ 60~80㎡ 80〜100㎡ 120㎡~
50名 50~75㎡ 75~100㎡ 100〜125㎡ 150㎡~

レンタルスペースを会議・研修で利用する場合は、レイアウト別の定員を確認するようにしましょう。

また、デスク幅や通路幅を考えながら必要スペースを算出することもポイントです。

○幅60cm
└肩が触れ合わない限界数値

たとえば標準的な長机(1800mm幅)に3名座ると幅60cmとなります。

ただし、机でPC作業を伴う場合は1800mm幅に2名(幅90cm)での利用を推奨します。

次に通路幅。

○幅60cm
└人が一人通るのに必要な最低数値
○幅90cm
└椅子を引いた状態で人が後ろを通れる数値

十分な通路幅を確保しておかないと人の移動が困難になるだけでなく、緊急時の避難にも支障が出ます。

会議・研修におけるセッティングは机や椅子を並べるだけではないため、機材や備品、荷物が置けるスペースなども考慮しながら最適なレイアウトを考えましょう。

レンタルスペースでの会議・研修当日の設営手順とポイント

レンタルスペースでの会議・研修に向けて、ここでは当日の設営手順とポイントを解説します。

  1. 入室・状態確認
  2. 重いものから配置
  3. 微調整・備品設置

それぞれ具体的に確認していきましょう。

【1】入室・状態確認

まず、入室後はスペース内の状態を確認します。

○レイアウト変更の必要性
○出入口付近・通路の導線
○プロジェクターの位置

レンタルスペースでは原状回復をして退室するのが基本ですので、レイアウトの変更や備品の移動がある場合は、必ずセッティング前にスマホで現状を撮影しておきましょう。

【2】重いものから配置

スペース内のレイアウトが決まったら、机やスクリーン、ホワイトボードなど重いものから配置します。

○スクリーンの位置を固定
○プロジェクターの設置
○通路を確保しながら机を設置
○議長・講師の席を出入口から遠い上座に配置

あらかじめレイアウト図を作成しておくと、短時間でスムーズにセッティングできます。

【3】微調整・備品設置

会場セッティングが完了したら、こまかな調整や備品の設置をします。

○机・椅子を等間隔に配置
○通路幅70〜90cm以上を確保
○導線確認(通路幅・避難経路)
○スクリーンの高さを調整
○全席からの視認性を確認
○資料・名札・飲料水などの配布
○電源配線を養生テープで固定
○AV機器(プロジェクター/音響)の接続

通路や導線については、参加者が実際に着席した状態を想定して確認しましょう。

レンタルスペース利用時のよくある失敗例と対策

レンタルスペースでの会議・研修を成功させるため、ここでは会場セッティングに関する失敗例と対策を確認しておきましょう。

  • ●通路が狭くて移動を妨げる
  • ●席位置によっては見えづらい
  • ●議長・講師の席位置が不適切
  • ●広さとレイアウトのミスマッチ
  • ●原状回復せずに退室してしまう

それぞれポイントを解説します。

通路が狭くて移動を妨げる

会議・研修では、入退場のほかに、トイレや休憩などで参加者の往来があります。

したがって、通路が狭いと移動が困難になるだけでなく、緊急時の退避の障害となるため十分なスペースを確保しましょう。

対策

椅子を引いた状態(約50cm)+人が通る幅(約40cm)=計90cmの背後スペースを確保すること。

会場セッティングのときは、先に通路を確保してから机・椅子を並べていきましょう。

席位置によっては見えづらい

スペース内に大きな柱があったり、あるいはスクリーンに照明や自然光が反射したりなど、席位置によっては見えづらい場合があります。

対策

視界を遮る席は資料置きなどにして参加者を着席させない。
スクリーンの位置を確認し、必要に応じてスクリーン付近の照明を調整する。

すべての席からの視認性を確認しながら会場セッティングしましょう。

議長・講師の席位置が不適切

議長・講師の配席が不適切だと、会議・研修の進行そのものに影響します。

対策

スクリーン・プロジェクター・ホワイトボードを設置する場合は議長・講師の導線を考えた場所に配席する。
議長・講師の席は出入口から離れた「上座」に配席しつつ、参加者との距離感や会場内の導線に合わせて調整する。

議長・講師の利便性はもちろん、参加者側の環境も考慮した会場セッティングを意識しましょう。

広さとレイアウトのミスマッチ

会場レイアウトを変更した場合、レイアウトによっては定員以下の利用でもキャパが狭くなってしまう場合があります。

対策

レイアウト別の定員を確認しておく。
写真ではなく平面図や床面積を参考にする。
事前に机のサイズ(幅・奥行)を確認する。
定員の80〜85%を想定してセッティングする。
通路幅を70〜90cm以上確保しておく。
利用者の荷物スペースを確保しておく。

スペースの定員やイメージ画像だけで判断せず、レイアウトごとのキャパを考慮しながら会場を選びましょう。

原状回復せずに退室してしまう

会場レイアウトの変更を行った場合、原状回復後に退室しないと延長料金や追加料金が発生する可能性があります。

対策

入室後は現状を撮影しておき、机・椅子・備品など移動させたものは退室前に必ず元の状態に戻す。
複数名で会場セッティングや撤収作業を行う場合、原状回復のガイドラインを全員で共有しておく。

原状回復といってもスペースごとに利用者側の対応範囲が異なるため、事前に詳細を確認しておきましょう。

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レンタルスペースでの会議・研修に向けた予約前チェックリスト

レンタルスペースでの会議・研修で失敗しないよう、予約前のチェックリストをご活用ください。

キャパ・人数関連

□着席定員は参加予定人数+講師・スタッフ分を含めて十分か
□レイアウト別(スクール形式/島型/シアター形式など)の定員を確認したか
□通路や荷物が置けるスペースを含めた実質的な収容人数に無理がないか
□消防法上の最大収容人数を確認したか

レイアウト・導線

□希望レイアウトに変更可能か(スクール形式・ロの字・島型など)
□レイアウト変更する場合は無料なのか有料なのか
□用途に応じて議長・講師の導線が十分確保できるか
□参加者の通路幅が確保できるか(後方・中央・出入口付近)
□すべての出入口を塞がない配置が可能か
□非常口の位置や非常口までの導線を把握しているか

セッティング・備品

□机・椅子の数は足りているか(予備含む)
□プロジェクター・スクリーン・モニターの有無
□HDMI等の接続端子の種類確認
□マイク(有線・無線)やスピーカーの有無
□ホワイトボード/演台の有無
□Wi-Fiの有無・回線速度・同時接続台数
□電源コンセントの数・延長コードの有無

原状回復・利用ルール

□原状回復は利用者対応か、スタッフ対応か
□原状回復の完了時間は「退室時間」までに含まれるか
□ゴミ処理方法(持ち帰り/有料回収)はどうか
□飲食可否・アルコール可否はどうか
□壁貼り・掲示物の可否や条件はどうか

施設環境・設備内容

□トイレの数(男女別かどうか)
□エレベーターの有無(大型機材搬入時)
□バリアフリー対応の有無
□空調の個別調整が可能か
□騒音制限(声量・拍手・動画再生音量など)

時間・費用関連

□入室可能時間(準備時間は含まれているか)
□延長の条件・料金システム
□キャンセル規定・キャンセル料金
□支払方法・支払期限

会議・研修にはレンタルスペースを活用しよう

会議・研修に適したレイアウトは主に6つあります。

  1. 対面形式
  2. コの字型
  3. ロの字型
  4. スクール形式
  5. シアター形式
  6. アイランド形式

それぞれの特徴を生かして目的に合わせたセッティングをしましょう。

また、参加人数と会場キャパのバランスを考慮することも重要なポイント。

定員だけで判断するのではなく、机や椅子などを含めた必要スペースを確保するようにしましょう。

ぜひ、本記事で紹介した設営における手順・対策も参考にしながら、これからの準備にお役立てください。

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