ワークショップの開催に向けた会場選びでお悩みなら、ぜひ本記事をご活用ください。
本記事では、主催者向けにワークショップ会場を選ぶときのポイントを紹介します。
机配置や片付け手順といった利用時のハウツーもまとめていますので、ワークショップの運営にお役立てください。
ワークショップ向きの会場例
| ハンドメイド(アクセサリー・手芸など) |
|---|
| 向いている会場タイプ →会議室型スペース |
| 特徴 →机を作業台として使える |
| アート・クラフトなど |
|---|
| 向いている会場タイプ →工房型スペース |
| 特徴 →道具や作業場が充実している |
| お花・ガーデニングなど |
|---|
| 向いている会場タイプ →カフェ風スペース |
| 特徴 →おしゃれ感や写真映えがある |
| 料理・お菓子・お茶など |
|---|
| 向いている会場タイプ →キッチン付きスペース |
| 特徴 →調理器具やシンクを完備している |
ワークショップの内容によって適したスペースは異なるため、用途に合った会場を選ぶことがポイントです。
会場の雰囲気だけでなく、机や椅子・水回り・換気扇など必要な設備についても確認しながら選びましょう。
ワークショップ会場を選ぶときのポイント

ここでは、ワークショップ会場を選ぶときのポイントを紹介します。
- 机(数・配置)
- 参加者導線(室内外)
- 材料(搬入出・保管)
- 水回り(手洗い・調理)
- 飲食(持ち込み・調理)
- 匂い(換気・消臭)
- ゴミ(廃棄・持ち帰り)
- 汚れ(対策・掃除)
それぞれチェックリストや事前連絡文のテンプレもまとめていますので、ご参照ください。
机(数・配置)
ワークショップ利用に必須なのが机です。
チェックリスト
□机のサイズ
□机・椅子の数
□利用可能な数
数の目安
| ワークショップ内容 | 机1台あたりの人数 | 10人の場合の机数 |
|---|---|---|
| 講義+軽作業 | 2〜3人 | 4〜5台 |
| ハンドメイド(アクセサリーなど) | 2人 | 5台 |
| 絵画・クラフト | 1〜2人 | 6〜10台 |
| レジン・キャンドル | 1〜2人 | 6〜10台 |
| PC・デザイン | 1人 | 10台 |
| クッキング | 2〜3人 | 5〜6台 |
一般的な机サイズ(幅120〜180cm × 奥行45〜60cm程度)を基準として数の目安をイメージしましょう。
ワークショップの内容によって参加者1人あたりの作業スペースが変わるため、用途に合わせた大きさと参加人数に応じた数の両方を考慮しましょう。
必要な幅
| 作業内容 | 必要幅 |
|---|---|
| ノート作業 | 50cm |
| ハンドメイド | 60cm |
| 絵画・クラフト | 70〜80cm |
| クッキング | 70〜90cm |
ワークショップの内容によって1人あたりの必要な幅も変わるため、用途に応じた幅を確保しましょう。
また、材料を置くための机・講師がレクチャーするための机も余分にあると便利です。
机の配置
ワークショップにおける机配置は主に上記の4つです。
| 配置名 | 特徴 | おすすめスタイル |
|---|---|---|
| コの字型 | 机を「コ」の字に配置して一辺を空ける | 講師が参加者に手元を見せる実演スタイル |
| ロの字型 | 机を「ロ」の字に配置して全員が向き合う | 参加者同士の会話や交流も取り入れるスタイル |
| スクール形式 | 机と椅子を前方向きに設置する | 講習+実習(ハンドメイドなど)のスタイル |
| 島型 | 島のようにグループごとで分かれる | グループやチームで制作に取り組むスタイル |
ロの字型以外であればプロジェクター&スクリーンの使用にも向きます。
また、参加者同士の距離感や講師からのレクチャーのしやすさなどもポイントにしながら適切な配置にしましょう。
1人あたり必要スペース(配置別)
| 配置 | 必要スペース(㎡) |
|---|---|
| コの字型 | 2.0〜2.5㎡ |
| ロの字型 | 2.0〜2.8㎡ |
| スクール形式 | 1.5〜2.0㎡ |
| 島型 | 2.0〜3.0㎡ |
机配置のスタイルによって1人あたりの必要スペースが異なるため、会場の「定員」だけで判断しないようにしましょう。
人数別の必要スペース(配置別)
| 人数 | スクール形式 | コの字型 | ロの字型・島型 |
|---|---|---|---|
| 10名 | 15~20㎡ | 20〜25㎡ | 30㎡以上 |
| 20名 | 30~40㎡ | 40〜50㎡ | 60㎡以上 |
| 30名 | 45~60㎡ | 60〜75㎡ | 80㎡以上 |
| 40名 | 60~80㎡ | 80〜100㎡ | 120㎡以上 |
| 50名 | 75~100㎡ | 100〜125㎡ | 150㎡以上 |
会場の「定員」を参考にしつつ、机配置ごとの必要スペースが確保できる広さかも確認しましょう。
また、会場内には机や通路のほか、キッチンやシンク、手洗い場、展示ブースなどの設備品があることも考えながら、作業に使えるスペースと会場の収容可能人数のバランスを考慮することもポイントです。
事前連絡テンプレ
参加者導線(室内外)
ワークショップの運営がスムーズになるよう、室内外の参加者導線もイメージしておきましょう。
チェックリスト
□受付の設置場所
□水回りの有無
□通路の確保
□トイレへの導線
参加者導線

それぞれの導線におけるポイントと注意点は以下の通りです。
| 受付 |
|---|
| ポイント ○入り口付近に設置 ○参加者の確認 ○材料や資料の配布 ○注意事項の説明 |
| 注意点 ●受付待ちの人で通路を塞がない ●廊下での設置は事前に確認を取る |
| 作業スペース |
|---|
| ポイント ○参加者から見えやすい講師席 ○席の周辺に通路を確保 |
| 注意点 ●講師の導線やプロジェクターの位置も考える ●着席の状態でも人が動ける通路幅にしておく ※通路幅60〜80cm以上 |
| 水回り |
|---|
| ポイント ○作業前後の手洗い ○材料の洗浄 ○作業後の清掃 |
| 注意点 ●どの席からでも向かえるか ●作業スペースとの距離感はどうか |
| 予備机 |
|---|
| ポイント ○完成品展示 ○材料置き場 など |
| 注意点 ●作業机とは別に設置しておく ●どの席からでも向かえる場所に設置する |
| トイレ |
|---|
| ポイント ○位置(室内外・フロア内外) ○仕様(男女別・共用) ○数(人数に見合う数) |
| 注意点 ●室外の共用スペースの場合は私語や滞留に注意 ●大人数の場合は同フロアに複数の個室があるか |
| 非常口 |
|---|
| ポイント ○位置(室内外・フロア内外) ○会場からの距離 |
| 注意点 ●非常口までの滞留が起きないか ●緊急時にスムーズに誘導できるか |
受付では滞留時間を減らし、別のスペース利用者の通行を妨げないようにしましょう。
スペース内では十分な通路を確保するほか、どの席からでも水回り・出入口・予備机・講師席にアクセスできるようにします。
もしトイレが室外や別フロアなどの共用部分に設置されている場合は、共用スペースでのマナーを守ることも重要です。
また、消防法・安全規定に準じた導線確保のため、通路や作業スペースなどは会場ごとのガイドラインに従って設置しましょう。
事前連絡テンプレ
材料(搬入出・保管)
ワークショップの材料に関する項目についても確認が必要です。
チェックリスト
□エレベーターの有無
□搬入経路と導線
□台車の有無・条件
□保管場所の有無・条件
会場によっては事前搬入ができなかったり、共有スペースに置けなかったりするため詳しく確認しましょう。
また、台車が借りられない場合は利用者側で用意しますが、持ち込みの可否や条件も把握しておきましょう。
事前連絡テンプレ
水回り(手洗い・調理)
ワークショップの内容によっては、手洗いや調理に使用する水回りが必須です。
チェックリスト
□シンクの有無
□排水の条件
□使用料の有無
会場内にシンクが完備されているか、設置されている場合は料金が別途かどうかを要確認。。
たとえば絵の具やペンキ、油などの排水を禁止している場合がないかも確認しましょう。
事前連絡テンプレ
飲食(持ち込み・調理)
クッキング系のワークショップを開催する場合やワークショップ後に軽食タイムを設ける場合などは飲食に関するガイドラインを確認します。
チェックリスト
□飲食の可否・条件
□飲食の持ち込み可否
□調理の可否・制限
□調理器具の有無・種類
□調理器具の持ち込み可否
どの程度の飲食をするかによって確認すべき項目は異なりますが、「飲食可」「調理可」であっても会場ごとに条件・制限が違うため詳細を確認することが重要です。
事前連絡テンプレ
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匂い(換気・消臭)
ワークショップでアロマやキャンドル、絵の具、ペンキ、樹脂、食品などを使用する場合は匂いへの対策について確認しましょう。
チェックリスト
□換気扇の有無・条件
□窓の開放可否・条件
□消臭スプレーの使用可否
事前連絡テンプレ
ゴミ(廃棄・持ち帰り)
レンタルスペースなどの会場を借りる場合はゴミのルールについて確認しましょう。
チェックリスト
□ゴミの廃棄方法
□ゴミの廃棄場所
□ゴミの持ち帰り
□ゴミの分別方法
□ゴミ処理オプション
□指定のゴミ袋
たとえ有料のゴミ処理オプションを付けたとしても、持ち帰り必須のゴミ・放置可能なゴミの規定量といった制限がないかも要確認。
ゴミ処理については会場ごとに設けられたガイドラインを守らないと追加料金が発生するケースもありますので注意しましょう。
事前連絡テンプレ
汚れ(対策・掃除)
ワークショップでレジン液や絵の具、ペンキ、ワックス、粘土、調味料など使用する場合は汚れへの対策について確認しましょう。
チェックリスト
□持ち込み可否・条件
□机カバーの使用可否
□養生シートの使用可否
会場内の設備や備品を汚損した場合、損害賠償請求の対象になることがあるため注意しましょう。
会場を汚さないようカバーや養生シートを使用する場合は、可否・条件も要確認。
レンタルスペースなどでは入室時の状態に戻して退室する「原状回復」が基本ルールです。
ゴミ捨てや拭き掃除だけでなく、移動させた家具や備品を元通りにすることも重要なポイントです。
片付け手順
- ゴミ処理ルールに沿って分別・廃棄を行う。
- 机や作業台など高い所から順に掃除をする。
- ほうきやモップ、掃除機で床の掃除を行う。
- 家具や備品を元の位置に戻す。
- 窓を閉め、換気扇・空調などをオフにする。
利用者側で、必要に応じてゴミ袋、除菌シート、掃除用具などを用意しておきましょう。
レンタルスペースなどでは片付け後の撤収までを予約時間内に行う必要があるため、当日のタイムラインや作業フローに注意しましょう。
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レンタルスペースでワークショップを開催しよう

レンタルスペースは、ワークショップの開催におすすめな貸切空間です。
これからワークショップ会場を選ぶのであれば、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 机(数・配置)
- 参加者導線(室内外)
- 材料(搬入出・保管)
- 水回り(手洗い・調理)
- 飲食(持ち込み・調理)
- 匂い(換気・消臭)
- ゴミ(廃棄・持ち帰り)
- 汚れ(対策・掃除)
それぞれのチェックリストや事前連絡文のテンプレ、会場ごとのガイドラインなども参考にしながら、ワークショップでの用途に適した場所を探してくださいね。

