秋のワイン会・日本酒会(ひやおろし)を開くなら?持ち込みOKな貸切スペースの選び方

秋のワイン会・日本酒会(ひやおろし)といった試飲イベントの開催におすすめなのが貸切スペースです。

そこで本記事では、お酒の持ち込みや飲食提供、室内環境などの条件を挙げながら、試飲イベントに適した貸切スペースの選び方について紹介します。

また、ワイン会・日本酒会を成功させるための準備ガイドとして、当日までの準備リストやイベントの会費設計、持ち寄りルールの決め方、ペアリングの一般論、当日の進行タイムライン、片付けチェックリストもまとめていますので、ぜひ今後の企画や運営にご活用ください。

ワイン会・日本酒会の開催に利用される貸切スペースの種類

 

会場例 特徴 おすすめシーン
多目的イベントスペース レイアウトや演出など利用方法の自由度が比較的高い 販促やポップアップなどプロモーションイベントに活用したい
ホテル・結婚式場のバンケット 会場・料理・ドリンク・サービスを一括して手配しやすい レセプションや新商品発表などフォーマルなイベントにしたい
ワンルーム・テラスハウスなど プライベート性が高く、参加者同士で親密に過ごしやすい お酒や料理を持ち寄る、交流を楽しむなどして自分たちだけの独自性にこだわりたい

ワイン会・日本酒会の開催では、上記のような貸切スペースがよく利用されています。

会場によって雰囲気や機能性が異なるため、イベントに合わせて最適な貸切スペースを選びましょう。

貸切スペースの利用料目安(3時間利用の場合)

 

想定人数 多目的イベントスペース ホテル・結婚式場バンケット ワンルーム・テラスハウスなど
50名 4万~10万円程度 8万~15万円程度 3万~8万円程度
100名 7万~15万円程度 10万~20万円程度 6万~12万円程度
150名 10万~20万円程度 12万~25万円程度 10万~18万円程度※
200名 12万~30万円程度 15万~30万円程度 15万~25万円程度※
300名 20万~40万円程度 20万~40万円程度 20万~35万円程度※

※地域、曜日、時間帯、最低利用時間、設備、規模、サービス内容などによって大きく変わります。

ワイン会・日本酒会を開催する場合、会場費以外にも次のような費用を想定しておきましょう。

○ グラス・食器などの備品利用料
○ 冷蔵庫・冷凍庫などの設備利用料
○ 音響・マイクなどの使用料
○ ケータリング・デリバリーの費用
○ 清掃費・ゴミ処理代
○ 会場設営費・撤収費・延長料金
○ テーブル・椅子などの追加備品費

どれくらいの予算が必要になるかの目安として、実際の人数や用途を伝えたうえで会場側に見積もりを出してもらってもよいでしょう。

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ワイン会・日本酒会の開催に適した貸切スペースの選び方

イベント会場のテーブルに置かれたワイングラスとカトラリー

ここでは、ワイン会・日本酒会の開催に適した貸切スペースの選び方として、以下の項目について解説します。

  1. アルコールの持ち込みが可能
  2. 飲食を提供する場合の条件
  3. ゲストが訪れやすいアクセス
  4. 人数やレイアウトに見合う広さ
  5. テイスティングに向く室内環境
  6. イベントに必要な備品・設備

それぞれの項目では、利用者側の準備や事前の確認事項もまとめていますので、これからの会場選びにご活用ください。

【1】アルコールの持ち込みが可能

ワイン会や日本酒会では、アルコールの持ち込みが必須条件です。

会場によっては「飲酒可」であっても、アルコールの持ち込みが制限されている場合があるため詳細を確認しましょう。

また、アルコールを持ち込む場合、会場の規約だけでなく、冷蔵設備の容量や試飲量から持ち込み本数を考えることがポイントです。

たとえば参加人数と1人あたりの試飲量をもとに必要な本数をあらかじめ設定しておくとよいでしょう。

さらに、参加費を徴収して酒類を提供するなど、イベントの運営方法によっては酒類販売等に関する法令上の確認が必要になる場合があります。

イベントの形態に不明点がある場合は、会場側だけでなく所轄の税務署などにも確認しておくと安心です。

アルコールの持ち込みに関する事前の確認事項

■ 持ち込み可能な酒類の種類や数量に制限があるか
■ 持ち込み料金・飲酒可能な時間帯の制限はどうか
■ 開栓前・開栓後のボトルを一時保管できるか
■ 利用時間前に酒類を搬入して冷蔵庫に保管きるか
■ 利用終了後に残ったボトルを持ち帰る必要があるか
■ 酒類の販売を伴うイベントについて別途確認が必要か

【2】飲食を提供する場合の条件

ワイン会や日本酒会では、お酒に合わせたフィンガーフードやオードブルなどを用意することもあります。

ただし、会場によって飲食に関するルールが異なるため、会場ごとのルールに従ってイベントを運営しましょう。

また、食品を扱う場合は、食中毒などを防ぐためにも、適切な温度管理や衛生管理を意識しましょう。

会場側から食品の取り扱い方法を指定されている場合は、そのルールを優先します。

飲食提供に関する事前の確認事項

■ 飲食物を持ち込めるか
■ 外部のケータリングを利用できるか
■ デリバリーの受け取りが可能か
■ 食器・カトラリーの備え付けがあるか
■ 冷蔵・冷凍が必要な食品を保管できるか
■ 調理・加熱が可能なキッチンを利用できるか

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【3】ゲストが訪れやすいアクセス

ワイン会や日本酒会では、参加者が重いボトルや飲食物を持って来場するケースがあります。

そのため、一般的なイベント以上に最寄り駅から会場までの距離や所要時間、徒歩での移動がしやすい経路を確認しておくとよいでしょう。

また、酒類を提供するイベントでは、参加者が飲酒後に公共交通機関を利用することも想定し、終電時間を考慮したスケジュールを設定することも重要です。

アクセスに関する事前の確認事項

■ 最寄り駅から徒歩でアクセスしやすいか
■ 複数路線・複数駅からアクセスできるか
■ 建物入口やエレベーターの場所が分かりやすいか
■ ボトルや飲食物を持って移動しやすいか
■ タクシーや送迎車を利用しやすい場所か
■ 開催時間が参加者の帰宅時間に無理のない設定になっているか

【4】人数やレイアウトに見合う広さ

ワイン会や日本酒会で貸切スペースを利用する場合、定員だけではなく、「試飲するためのテーブル」「料理を置く場所」「参加者が移動する通路」「受付」「ボトルの保管場所」「商談や販促のためのスペース」なども含めて必要な広さを考えることがポイントです。

レイアウトのポイント

 

利用スタイル レイアウトの考え方 ワイン会・日本酒会でのポイント
着席型 テーブルを並べ、参加者ごとの席を確保 試飲メモが書きやすく、グラスや料理を置きやすい
立食型 テーブルを分散させ、自由に移動できる通路を確保 参加者同士の交流や複数銘柄の試飲に向く
着席+交流スペース 試飲用の着席エリアと交流エリアを分ける 試飲と歓談を切り替えやすい
試飲+展示型 壁際などに銘柄紹介や資料の展示スペースを設置 ボトルや銘柄情報を確認しながら試飲できる
試飲+販売型 試飲エリアと販売スペースを分離 ゲストの物品購入がスムーズになるよう工夫する
試飲+商談型 一部にテーブルを配置したスペースを設置 酒蔵・ワイナリー関係者との商談などに利用できる

※販売を伴う場合は、会場の商用利用・販売行為に関する規約を事前に確認してください。

たとえば定員100名のスペースでも、着席させることを前提とした会場と立食形式で交流することを前提とした会場では、使いやすいレイアウトが異なります。

広さ・レイアウトに関する事前の確認事項

■ 最大利用人数と推奨される利用人数
■ 着席・立食それぞれの利用可能人数
■ テーブル・椅子を自由に移動できるか
■ テーブルを追加・撤去できるか
■ 試飲会に必要なスペースを確保できるか

【5】テイスティングに向く室内環境

ワイン会や日本酒会では、テイスティング向きの室内環境も重要なポイントです。

特に試飲を目的とする場合、テーブルが低すぎるとグラスや料理を置きにくく、照明が暗すぎると中身の色合いやラベルを確認しづらくなります。

また、空調が効きすぎる場所では、冷やしておきたい酒の温度管理にも影響します。

ワインや日本酒は種類によって適した飲用温度が異なるため、「冷蔵庫から出してすぐ提供する酒」「少し温度を上げてから提供する酒」など、ジャンルごとの提供タイミングも考えておきましょう。

室内環境に関する事前の確認事項

■ 試飲用テーブルの高さ・大きさはどうか
■ グラスや料理を置く十分なスペースはあるか
■ ボトルのラベルや酒の色を確認しやすい照明か
■ 室温を調整できる空調設備があるか
■ 窓・カーテンなどから直射日光が当たり続けないか

【6】イベントに必要な備品・設備

ワイン会・日本酒会では、お酒の冷却やグラスの洗浄、おつまみの盛り付けなどに必要な設備があると便利です。

特に複数銘柄を試飲するイベントでは、「冷蔵庫の容量が足りない」「グラスを洗う場所がない」「氷を保管できない」といった問題が発生しないよう、必ず予約前に確認しておきましょう。

備品・設備のポイント

 

カテゴリ 確認したい設備 用途
冷却 冷蔵庫・冷凍庫 ワイン・日本酒・食品の温度管理
製氷機・冷凍庫・氷の購入可否 ボトルの冷却と提供時の温度調整
洗浄 シンク・洗い場・給湯設備 グラスや食器の洗浄
グラス ワイングラス・日本酒用酒器など 銘柄・種類に合わせた試飲
調理 キッチン・コンロ・電子レンジ おつまみ・料理の準備
音響 スピーカー・マイク・BGM設備 開会挨拶・銘柄紹介・BGMなど
映像 モニター・プロジェクター 酒蔵・ワイナリー紹介・資料投影など
電源 コンセント・延長コード 冷却機器・音響・映像機器など
保管 冷蔵庫・棚・収納スペース 開栓前のボトル・備品・食材の一時保管

もし会場に設置されていない設備や備品を持ち込む場合は、可否や条件について調べておくこともポイントです。

備品・設備に関する事前の確認事項

キッチン関連

■ 冷蔵庫の容量・利用条件
■ 冷凍庫の有無・利用条件
■ 製氷機の有無・氷の持ち込み可否
■ シンク・洗い場・給湯の有無・利用条件
■ 電気ケトル・コンロ・電子レンジなどを利用できるか

グラス関連

■ グラス・酒器の備え付けがあるか
■ グラスの追加レンタルが可能か
■ グラスを持ち込めるか

機器関連

■ スピーカー・マイクなどの音響設備があるか
■ モニター・プロジェクターを利用できるか
■ コンセントの数・位置はどうか
■ 延長コードを利用できるか

その他

■ ボトルや食材を一時的に保管できるか
■ 設備・備品の利用に追加料金が発生するか

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ワイン会・日本酒会を成功させるための準備ガイド

レストランのテーブルに用意されたワイングラスやカトラリー

ここでは、ワイン会・日本酒会を成功させるための準備ガイドとして「当日までの準備リスト」「イベントの会費設計」「持ち寄りルールの決め方」「ペアリングの一般論」「当日の進行タイムライン」「片付けチェックリスト」をまとめていますので、これからの試飲イベントの企画や運営にご活用ください。

当日までの準備リスト

 

内容 ポイント
お酒の持ち込み 参加人数と試飲する銘柄数から必要なボトル数を計算し、持ち寄りの場合は「1人○本まで」などのルールを事前に決めておく。
ボトルごとに銘柄・生産者・種類などを管理し、冷蔵が必要な酒と常温で管理する酒を分けておく。
開栓後のボトルの管理担当者や、残った酒類の持ち帰り方法・担当者も決めておく。
飲食提供 料理・おつまみの提供方法を決め、冷蔵が必要な食品は適切な保冷方法を準備する。
ケータリング・デリバリーの到着時間を共有し、取り分け用のトングや箸、専用のゴミ袋などを用意する。
食べ残しや開封済み食品の処理方法も確認しておく。
アクセス 最寄り駅から会場までのルートを事前に確認し、ボトルを持参する参加者には持ち運び方法にも配慮する。
開始時刻だけでなく終了予定時刻も事前に告知し、飲酒後に運転をしないことを参加者へ周知する。
必要に応じて公共交通機関の利用を案内する。
レイアウト 参加人数と着席・立食などの形式を決め、試飲用テーブルと料理用テーブルを分ける。
受付・展示・販売などのスペースが必要な場合はあらかじめ確保し、ボトルやグラスを置く位置を決めておく。
室内環境 試飲用グラスを置く位置を決め、冷やして提供する酒は冷蔵庫などで適切に管理する。
ボトルは直射日光を避けて置き、室内の温度や保管場所を検討する。
備品・設備 必要なボトル数と冷蔵庫の容量を確認し、入りきらない場合は保冷方法を準備する。
グラスの必要数・種類を確認し、不足する場合はレンタルや持ち込みを手配する。
洗い場を使用する場合は洗剤・スポンジなどの必要な備品を確認し、音響・映像機器を使用する場合は接続方法や動作も事前に確認しておく。

当日までの準備ポイント

□ 各準備に必要な作業をピックアップしておく。
□ 各準備を時系列でスケジューリングしておく。
□ 各準備の役割分担や依頼先を決めておく。

イベントの会費設計

ワイン会・日本酒会を会費制で開催する場合、会場費・飲食代・備品代などの総額を参加人数で割るのが基本です。

たとえば、参加者20人のイベントにおける予算感を見てみましょう。

○ 会場費 / 30,000円
○ お酒・料理代 / 70,000円
○ 備品・消耗品 / 10,000円
○ 総額 / 110,000円
○ 1人あたり / 5,500円

ただ、同じ会場を30人で利用する場合、1人あたり約3,667円となります。

会場費は必ずしも人数に応じて平均的に変動するわけではないため、会場や人数によって1人あたりの負担に差が出ます。

また、お酒や料理を参加者が持ち寄る場合、会費の中に含まれる飲食代の扱いも変わります。

そのため、「会場を先に決める」のではなく、目標参加人数から1人あたりの予算を逆算して会場を選ぶのも会費設計のポイントです。

会費設計のポイント

□ 開催に必要な費用を項目別にリストアップする。
□ 必要経費の合計額を算出する。
□ 最低開催人数を設定する。
□ 参加人数に応じた1人あたりの会費を計算する。
□ 会費に含まれるもの・含まれないものを明記する。
□ 当日の追加費用に備えて予算に余裕を持たせる。
□ 会費の徴収方法と支払い期限を決めておく。

持ち寄りルールの決め方

お酒や料理を参加者が持ち寄る形式で試飲イベントを開催するなら、「誰が・何を・どれくらい持ってくるのか」を事前に決めておくことがポイントです。

特に、参加者全員が自由に持ち寄るスタイルだと、同じタイプの酒が集中して冷蔵庫に入りきらなくなることがあります。

たとえば「1人○本」「予算○円程度」と数値化するほか、お酒のジャンルを事前共有しておくなど、ある程度ルールを設けるとバランスが取りやすくなります。

また、「持ち寄り自由」ではなく、「秋のひやおろし」「同じ産地の日本酒」「3,000円前後のワイン」「同じ品種の飲み比べ」など、テーマを設定すると、参加者が銘柄を選びやすく、試飲後の感想も共有しやすくなるのでおすすめです。

持ち寄りのポイント

□ 参加者1人あたりの本数・予算を設定する。
□ 参加者から事前に持参予定の銘柄を申告してもらって共有する。
□ 冷蔵が必要な酒と常温でよい酒を分けて管理する。
□ ボトルに番号や銘柄名を付けて管理する。
□ 残った酒の持ち帰り方法を決める。

ペアリングの一般論

ワイン会・日本酒会で料理とのペアリングを楽しむ場合は、酒そのものの味わいだけでなく、香り・酸味・甘味・旨味・コクなどのバランスを考えて料理を選ぶと、試飲そのものが有意義になります。

ペアリングのイメージ

 

酒類 味わい・特徴の例 合わせやすい料理・おつまみの例 ポイント
白ワイン 酸味、果実味、軽快さ 魚介、サラダ、チーズ、鶏料理 前菜からスタートしやすい
赤ワイン 渋味、コク、果実味 肉料理、ハード系チーズ、煮込み料理 コクのある料理に合わせやすい
ロゼワイン 果実味、酸味、軽快さ 生ハム、魚介、野菜料理 軽めの料理に合わせやすい
スパークリングワイン 泡、酸味、爽やかさ 前菜、揚げ物、魚介 ウェルカムドリンクにも向く
吟醸系日本酒 華やかな香り、軽快な味わい 白身魚、カルパッチョ、前菜 香りを楽しむ料理と組み合わせる
純米系日本酒 米の旨味、コク 肉料理、発酵食品、煮物 旨味のある料理と合わせる
熟成タイプ 熟成香、複雑な味わい 煮込み、濃い味の料理、チーズ 少量ずつ味わう試飲にも向く
ひやおろし 秋らしい季節感、まろやかでコクのある豊かな旨味 秋野菜、きのこ、魚、和食 秋の味覚とのペアリング企画に向く

※酒質や銘柄によって味わいは異なるため、上記はあくまで一般的な組み合わせの例です。

ワインの場合は、最初は軽め・爽やかなものから、徐々に深みのあるものへ移すなど、味わいの強さを意識して提供順を組むと、参加者が比較しやすくなります。

日本酒の場合は、銘柄ごとに適した温度(香りの高いタイプは10~16℃・軽快でなめらかなタイプは6~10℃・熟成タイプは7~25℃など)、酒質によって飲用温度の目安が異なるため、試飲会では「すべて冷やしておく」のではなく、銘柄ごとの特徴を見ながら提供温度を決めるのも運営上のポイントです。

ペアリングのポイント

□ 重さ・濃淡を合わせる。例:軽いものには軽いもの。
□ 香りや素材を合わせる。例:スパイシーなものには辛いもの。
□ 産地や製法を揃える。例:日本酒に味噌や和食。

当日の進行タイムライン

ワイン会・日本酒会などの試飲イベントがスムーズに進行できるよう、当日のタイムラインを作成しておくと便利です。

進行タイムライン例

 

時間 内容 主催者・スタッフの動き 酒・料理の提供
18:00~18:30 会場準備 テーブル・椅子・受付・試飲スペースを設営 ボトルを確認し、必要なものを冷却
18:30~19:00 受付 会費徴収、参加者受付、名札配布 ウェルカムドリンクなどを提供する場合は準備
19:00~19:10 開会・説明 イベント趣旨、試飲方法、注意事項を説明 最初の酒を準備
19:10~19:35 第1部・試飲 銘柄を紹介しながら提供 軽め・香りの穏やかな酒から開始
19:35~20:00 第2部・飲み比べ 参加者同士で感想を共有 次の銘柄・料理を提供
20:00~20:10 休憩 グラス・テーブルを整理 必要に応じて料理や水を補充
20:10~20:35 第3部・テーマ試飲 テーマに沿って銘柄を比較 料理とのペアリングも実施
20:35~20:55 フリータイム 参加者同士の交流を促す 残りの酒・料理を提供
20:55~21:00 締め・告知 次回開催などを案内 新しいボトルを開ける場合は終了時刻に注意
21:00~21:30 片付け ボトル・食器・備品・ゴミを整理 残った酒類を確認
21:30~22:00 原状回復・退室準備 清掃、忘れ物確認、施錠など ゴミ・瓶類を規定どおり処理
22:00 完全退室 代表者が最終確認

イベントを2時間枠で設計する場合、イベント前の準備や受付、イベント後の片付けや原状回復のための時間も組み込んでおきましょう。

また、参加者の帰宅時間を考慮し、最寄り駅からのアクセスや終電を事前に確認したうえで終了時刻が遅くなりすぎないよう設定するのも大切なポイントです。

進行タイムラインのポイント

□ イベントの進行と作業フローを並行してまとめる。
□ 各プログラムでの役割分担や準備内容を決めておく。
□ 予約時間内に準備・受付から片付け・撤収までを行う。

片付けチェックリスト

試飲イベント終了後の片付けを利用時間内で手際よく行うため、チェックリストを作成しておきましょう。

チェックリスト例

 

カテゴリ チェック項目 ポイント
酒類 残ったボトル 持ち帰るものと処分するものを確認
酒類 開栓済みボトル 持ち帰り・保管方法を決める
瓶ゴミ 空き瓶 会場で処理できるか事前確認
瓶ゴミ キャップ・コルク 分別方法を確認
グラス ワイングラス・酒器 洗浄・返却・収納まで確認
食器 皿・カトラリー 洗浄後の戻し方を確認
食品 食べ残し 持ち帰り・廃棄方法を確認
食品容器 ケータリング容器 回収方法を確認
残った氷・保冷材 排水方法や処理方法を確認
テーブル 酒・料理の汚れ 拭き取り、原状回復
水・酒のこぼれ 汚れを確認し、必要に応じて清掃
設備 冷蔵庫・キッチン 持ち込んだ食品・酒類を回収
備品 音響・映像・レンタル品 電源を切り、所定の場所へ戻す
忘れ物 私物・ボトル・資料 机・椅子・冷蔵庫内まで確認
最終確認 戸締まり・施錠 代表者が室内を一周して確認

どこまでの片付けが利用者に求められるかは会場によって異なるため、会場ごとのルールに従って適切に対応しましょう。

片付けのポイント

□ 会場の片付けルールを事前に確認する。
□ 片付けの役割分担を決めておく。
□ 最終確認を行う責任者を決めておく。

ワイン会・日本酒会で貸切スペースを利用するときの注意点

試飲会の開催前をイメージしたレストランテーブル

ワインや日本酒の試飲イベントには一般的な交流パーティーとは異なる点もあるため、ここでは具体的な注意点を確認しておきましょう。

  1. 飲酒ルール・安全管理
  2. におい・こぼれ対策
  3. ゴミ処理・片付け
  4. 騒音・近隣配慮
  5. SNS投稿・撮影
  6. 商用利用の可否
  7. 延長・時間厳守
  8. キャンセルポリシー

それぞれの項目では利用者側の対策もまとめていますので、今後のイベント運営にお役立てください。

【1】飲酒ルール・安全管理

ワイン会・日本酒会では、お酒の試飲がメインとなるため、飲酒に関するルールを決めておくことが大切です。

特に、参加者の年齢確認、飲酒量への配慮、帰宅時のアナウンスなどについて、イベント開始前にルールを共有しておきましょう。

飲酒ルール・安全管理に関する事前の確認事項

■ 参加者への年齢確認の方法
■ 体調を崩した参加者への対応
■ 公共交通機関の最終時刻

飲酒ルール・安全管理に関する利用者側の対策

□ イベントの参加条件を20歳以上と明記する。
□ 参加者へ飲酒ルールを事前に共有する。
□ 試飲量を調整し、一度に大量のアルコールを飲まないよう案内する。
□ 飲酒を無理に勧めないよう参加者へ周知する。
□ 飲酒後の運転を禁止し、公共交通機関などで帰宅するよう案内する。
□ 水やソフトドリンクなど、アルコール以外の飲み物も用意しておく。

【2】におい・こぼれ対策

ワインや日本酒を扱うイベントでは、お酒や料理の「におい・こぼれ」にも配慮が必要です。

たとえ飲食や飲酒を「可」とする会場であっても、においが退室後もこもっていたり、テーブルや床に汚れが残っていたりすると追加料金やペナルティの対象となる場合があるため注意しましょう。

におい・こぼれ対策に関する事前の確認事項

■ 飲食物をこぼした場合の清掃ルール
■ 清掃用品の備え付けの有無・利用条件
■ 換気や窓の開閉の可否・対応条件
■ 汚損が発生した場合の対応や追加料金

におい・こぼれ対策に関する利用者側の対策

□ ボトルやグラスを安定して置けるテーブルを用意する。
□ テーブルの上に必要以上のボトルやグラスを置かない。
□ こぼれた場合に備えて、ふきんやペーパータオルを準備する。
□ 飲食後は換気などを行い、においを室内に残さないようにする。
□ 退室前に床・テーブル・キッチンなどの状態を確認する。

【3】ゴミ処理・片付け

ワイン会・日本酒会では、空き瓶、缶、ペットボトル、紙コップ、食品容器、包装材など、多くのゴミが発生する可能性があります。

試飲イベントで特に注意したいのが「空き瓶の処理方法」です。

瓶ゴミを会場側で処分できるかどうかは施設によって異なり、「分別して指定場所へ出す」「利用者が持ち帰る」「施設側の有料オプションを利用する」など対応が分かれるため、予約前に必ず確認しておきましょう。

酒類の容器はリサイクルの対象にもなるため、施設から指定された分別方法がある場合は、そのルールに従って処理することが大切です。

また、テーブル・椅子・備品などのレイアウトを変更した場合、入室時の状態に戻すことも利用者側に求められる場合があります。

ゴミ処理・片付けに関する事前の確認事項

■ 各種ゴミの分別・処分方法
■ ゴミ袋の備え付けの有無
■ ゴミ処理を有料オプションで依頼できるか
■ 使用したグラス・食器の返却方法
■ 机・椅子・備品の原状回復ルール

ゴミ処理・片付けに関する利用者側の対策

□ 空き瓶・空き缶・ペットボトルを種類ごとに分別する。
□ 使用したグラスや食器を指定された場所へ戻す。
□ テーブル・椅子・備品などを利用前の状態へ戻す。
□ ボトルや私物、試飲用の資料などを回収する。
□ 最後に室内を一周し、忘れ物・ゴミ・汚れがないか確認する。

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【4】騒音・近隣配慮

ワイン会や日本酒会では、参加者同士の交流や主催者側の銘柄紹介で話し声が大きくなるほか、イベント前後の出入りで周辺に音が響くことがあります。

近隣に配慮するためにも、会場内だけでなく、会場周辺や建物周辺での滞留・会話などにも注意しましょう。

騒音・近隣配慮に関する事前の確認事項

■ 音楽やBGMを流して利用できるか
■ 音量や利用時間に制限があるか
■ 近隣への騒音対策として禁止されている行為があるか
■ 夜間の利用ルールや入退室時に注意すべき特記事項があるか

騒音・近隣配慮に関する利用者側の対策

□ 大声での会話や騒音を控えるよう参加者へ事前に伝える。
□ 音響設備を使用する場合は音量を必要以上に上げない。
□ 建物の共用部や入口付近に参加者が集まらないよう案内する。

【5】SNS投稿・撮影

試飲イベントで撮影した画像や動画を、主催者や参加者がSNSなどネットに投稿する場合があります。

ただし、写り込んでいる本人の同意が必要なほか、会場の利用規約に従って対応する必要もあるため適切に運用しましょう。

SNS投稿・撮影に関する事前の確認事項

■ スペース内で写真・動画を撮影できるか
■ SNSやWebサイトへの掲載が可能か
■ 商用目的の撮影に該当する場合の利用条件
■ 他の利用者や共用部を撮影する場合のルール
■ 撮影機材を持ち込む場合の制限

SNS投稿・撮影に関する利用者側の対策

□ イベント開始前に撮影・SNS投稿について参加者へ案内する。
□ 他の参加者を撮影する場合は本人の了承を得ることを周知する。
□ SNS投稿を希望しない参加者がいる場合は写り込みを避ける。
□ 会場の他の利用者や近隣施設が写り込まないよう確認する。
□ 会場の設備・備品などを撮影して公開する場合は利用条件を確認する。

【6】商用利用の可否

プライベートな飲み会として開催するワイン会・日本酒会と、参加費を徴収する、あるいは酒類を販売する商用イベントでは、会場側の利用条件が異なる場合があります。

また、参加費を集めて会場費や飲食費をまかなうだけのイベントと、主催者の利益を得ることを目的とした有料イベントでも会場側の判断がわかれる可能性があります。

そのため、安易に自己判断せず、イベントの内容、参加費の徴収方法、販売やサービス提供の有無などを具体的に伝えたうえで商用利用に該当するかどうかを確認しましょう。

商用利用に関する事前の確認事項

■ 有料のワイン会・日本酒会を開催できるか
■ 参加費を徴収するイベントが商用利用に該当するか
■ 酒類・食品の販売や提供を行えるか
■ イベントの告知・集客を目的とした利用が可能か
■ 継続的なイベント開催やリピート利用に条件があるか

商用利用に関する利用者側の対策

□ イベントの目的・参加費の用途や内訳を整理しておく。
□ 酒類や食品の販売を行う場合は、事前に会場側へ相談する。
□ 継続的に有料イベントを開催する場合は利用条件を確認する。

【7】延長・時間厳守

ワイン会・日本酒会では、試飲や交流、商談などが盛り上がると予定より終了時間が延びることがあります。

ただし、貸切スペースでは予約時間内に撤収・退室するのが基本ルールです。

そのため、洗い物、ゴミの分別、持ち帰り品の整理など片付けの時間を含めたスケジュールを組んでおきましょう。

また、次の利用者がいる場合は、予約時間を超えて利用できないケースがあります。

仮に延長可能な会場でも、タイミングによっては延長できない可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。

延長・時間厳守に関する事前の確認事項

■ 予約時間に準備・片付け・退室時間が含まれているか
■ 利用時間の延長可否・申請方法・受付可能なタイミング
■ 延長料金の計算方法・延長時の支払い方法
■ 退室時刻を過ぎた場合の追加料金やペナルティ
■ 夜間利用時の最終的な退室時刻(会場の営業時間)

延長・時間厳守に関する利用者側の対策

□ イベント終了時刻だけでなく、片付けまで含めて予約する。
□ 参加者へ会場の利用終了時刻を事前に共有しておく。
□ 終了30分前など、片付け始める時間を決めておく。
□ 片付けや撤収作業における役割分担を決めておく。
□ 延長が必要になった場合に備えて、申請方法や連絡先を確認しておく。

【8】キャンセルポリシー

参加人数の変動や天候・交通機関のトラブルなどで試飲イベントの予定を変更・キャンセルする場合に備え、会場ごとのキャンセルポリシーも把握しておきましょう。

予約時期やキャンセル時期、キャンセル理由などによって条件も異なるため、あらゆるケースを想定しながら備えておくことがポイントです。

キャンセルポリシーに関する事前の確認事項

■ キャンセル料が発生する時期
■ キャンセル料の金額・割合
■ 日程変更・人数変更・会場変更が可能か
■ 日程変更時に追加料金が発生するか
■ 天候や交通事情などによるキャンセル時の扱い

キャンセルポリシーに関する利用者側の対策

□ 参加人数が確定する時期を考慮して予約する。
□ 変更・キャンセルの場合の参加者への連絡方法を決めておく。

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レンタルスペースは、秋のワイン会・日本酒会(ひやおろし)にもおすすめの貸切スペースです。

レイアウトや演出など利用方法の自由度が比較的高いほか、持ち寄り形式のイベントも開催しやすいのが魅力。

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さまざまな選択肢があるため、気の合う仲間とアットホームに過ごしたり、販促やポップアップなどのプロモーションに活用したり、イベントに合わせて選べます。

ぜひ、本記事で紹介したポイントを参考にしながら、予定しているワイン会・日本酒会にぴったりの貸切スペースを見つけてください。

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