飲食店の売上をあげた３つの事例。繁盛店はコレで伸びていた！
飲食店は、基本的には「客単価×客数×回転率」の世界とも言えますが、今回はこれとは別の方法で売上を伸ばした事例をご紹介します。
目次
1、接客で売上を伸ばした事例
数年前は挨拶や元気が良い接客で売上を伸ばした飲食店が多かったですが、最近主流なのはソフトでさりげない接客が世の中で受け入れられているようです。
お客様の名前を覚えたり、程よい距離感で常連のような扱いをしたり、もう一品サービスしてお得感を感じてもらう接客を心がけているようです。
チェーン店で有名なのは、「塚田農場」ですね。
１００店舗を超えるチェーン店で、驚異のリピート率５０％以上を支えている原動力はずばり「接客力」。
ここで詳細はふれませんが、つい来店してしまうようなコンテンツが盛りだくさんです。
食材の産地直送をアピールする商品力や現場のサービス力、そしてそれをうまく伝える仕組みを構築しており、極めつけは人材不足と言われる業界の中でもここの学生アルバイトをやっていると就活に有利になると学生たちが殺到し、より良いサービスを提供する好循環を作り上げ、売り上げ増につながっています。
2、料理のキラーコンテンツで売上を伸ばした事例
数年前まではボリュームや高級感のある食材一点突破というよりは、全体的にCP（コストパフォーマンス）が高いお店が好まれていました。
しかし、ここ最近は一点もので、フォアグラや牛肉などの高級食材がこんな値段で！？という打ち出し方が主流です。
有名店を挙げるとしたら、「俺のフレンチ・イタリアン」や「いきなりステーキ」でしょうね。
両店舗とも大繁盛店で通常では考えられない原価率５０％オーバーをウリにして、お客様の回転率を重視した業態です。
そして料理人にも力をいれており、食材×調理法で圧倒的なコストパフォーマンスをウリにリピート客を増やして売上増につながっています。
3、販促で売上を伸ばした事例
ぐるなびとホットペッパーのダントツ２強がしのぎ合う中、そこに風穴を開けたのが食べログです。
いまや食べログでの販促を重要視する店舗が増えており、今後はよりSNS的なツールが伸びてくると思います。
食べログの販促の費用対効果は点数に比例すると思われている方が多いですが、点数が関係のない事例をご紹介します。
現在、食べログユーザー数は月間利用者で6722万人中、月額利用料を払う有料会員は100万人を超えたばかりです（※2015年8月のIR資料より抜粋）。この有料会員になる事で利用できる機能の一つに、スマホ閲覧の際に検索結果が点数順に並び替えられる「ランキング検索」機能があります。
この機能を利用すれば、お店につけられた点数順に表示する事が可能になりますが、逆を言うと、有料会員以外のユーザー、つまり月間利用者の約98.5%は、スマホでは点数順に並べ替える機能を利用せずに閲覧をしている事になります。
実際のスマホからの閲覧比率は65％ですが、それでもPCからよりもスマホから閲覧する人が多いのが現状です。ここで店舗側が有料プランでの掲載をしていると、有料プランの掲載順がより上位に表示されるため、点数に関係なく、多くのユーザーの目に留まるようになるのです。
一般的にユーザーが何度もページを移動して店を決めるというよりは、深層心理として点数より早く画面に表示される店舗をクリックしてしまうようです。
よってその店舗のアクセス数が有料掲載前と比べ、数倍になります。そして、ある一定の歩留まりにより来店動機に繋がり、売上に貢献しているようです。
いかがでしたでしょうか？
皆さんが聞いたことあるサービスや店舗名だと思いますが、裏側ではいろいろ試行錯誤された結果、いまの成功があるようです。
個人的には、販促であればSNSでRettyなど匿名ではなく実名の口コミが流行ってくるように思われます。
お客様目線で素晴らしい商品やサービスを展開する飲食店が増えてくると、もっともっと外食が楽しくなりますねっ！
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