サスティナビリティ・SDGsとは?定義や事例を分かりやすく解説!
サスティナビリティという言葉を聞いたことがあるけれど、いまいちよく意味が分かってない…という方のために、今回はサスティナビリティについて分かりやすく解説していきます。
SDGs、CSRなど、一見難しそうに思える言葉についても、関連してお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。
目次
サスティナビリティの定義とは?
サスティナビリティ(sustainability)は日本語で、“持続可能な”という意味があります。
一般的に、サスティナビリティの定義は、環境・社会・経済の3つの観点から世の中全体を持続可能な状態にしていくという考え方のことを言います。
分かりやすくいうと、“人類や動植物がずっと存在し続ける世の中を皆で協力して作っていこう”という考え方です。
企業の社会的責任CSR
サスティナビリティと関連して、CSRという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
CSRは、corporate social responsibilityの頭文字を取った言葉で、日本語では、“企業の社会的責任”と訳されます。
企業の社会的責任(CSR)とは、企業が利益ばかりを追求するのではなく、サスティナブルな社会を作り、社会全体を良くするために自発的に行動するということ。
CSRが注目されるようになった背景には、食品の偽装表示や企業の相次ぐ不祥事、企業の生産活動に伴う環境破壊問題などがあります。
CSRの具体例としては、
・環境破壊、自然にダメージを与えることのないように努めること
・地域環境の改善に努めること
・社員が安心して安全に働くことができること
・安全で安心なサービス・製品を提供すること
などが挙げられます。
企業が率先してサスティナビリティに取り組むことが求められているのです。
CSRの事例
企業の実際のサスティナビリティへの取り組みをイメージしやすいように、実際の事例を2つご紹介します。
ユニクロ
“服のチカラを、社会のチカラに”を掲げ、プラネット(Planet)、ピープル(People)、コミュニティ(Community)の3本の柱でサスティナビリティに貢献しています。
・プラネット(Planet):素材選びやエコバッグの普及によって侍読可能性を追求し、服作りにおいて環境負担を削減すること。
・ピープル(People):安心で安全な労働環境の確保、働きやすい環境づくり。
・コミュニティ(Community):リサイクル活動や難民への物資支援。
詳しくはこちらをご覧ください。
IKEA
家具販売店として知られるIKEA。
スウェーデン発祥で、本社はオランダ、欧州、北米、アジア、オセアニアなど世界42カ国に展開しています。
IKEAは、サスティナビリティに対する様々な取り組みを行っている企業です。
例えば、再生可能素材、リサイクル素材、リサイクル可能素材の利用。
男女平等に関しても、管理職レベル、ビジネス全体においても推進しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
ミレニアム開発目標(MDGs)と持続可能な開発目標(SDGs)
サスティナビリティが重要視されるようになった背景を理解するために知っておきたいのが、MDGsとSDGsという言葉。
聞いたことはあるけれど、どんな意味か分からないという方はぜひ目を通してみてください。
MDGsとは?
MDGs(Millennium Development Goals)と呼ばれる“ミレニアム開発目標”は、2000年にニューヨークで開催された国際ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言を元にまとめれたものです。
MDGsでは、2015年までに達成すべき以下の8つの目標が掲げられました。
1.極度の貧困と飢餓の撲滅
2.初等教育の完全普及の達成
3.ジェンダー平等推進と女性の地位向上
4.乳幼児死亡率の削減
5.妊産婦の健康の改善
6.HIV/エイズ、マラリア、その他の疾患の蔓延防止
7.環境の持続可能性確保
8.開発のためのグローバルなパートナーシップの推進
MDGsの成果としては、貧困や飢餓で苦しむ人の割合は3分の1になり、世界人口の36%(約19億人)から12%(約8.4億人)に減らすことに成功。
また、感染症の分野でも大きな成果を残すことができました。
大きな成果を挙げられた一方で、5歳未満児や妊産婦の死亡率や、女性の地位、二酸化炭素の排出量などは達成できなかった目標。
また、貧困層と富裕層、都市部と農村部などの格差も課題となっています。
脆弱な人々が置き去りになってしまっているという指摘もあります。
SDGs
MDGsの成果や課題を踏まえて、“誰一人取り残さない社会”に向けて誕生したのがSDGs。
2015年以降の新たな開発目標として“持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals=SDGs)”についての議論が進められ、同年9月の国連サミットで合意したのです。
SDGsでは、2030年までに達成すべき17の目標が掲げられています。
1.あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
2.飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
3.あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
4.すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5.ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
6.すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
7.すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
8.包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する
9.強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
10.各国内及び各国間の不平等を是正する
11.包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
12.持続可能な生産消費形態を確保する
13.気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
14.持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
15.陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
16.持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
17.持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
MDGsでは、途上国の開発問題が中心で先進国がそれを支援する側という位置付けでした。
一方でSDGsでは、途上国だけでなく、先進国にも共通の課題として設定しています。
また、開発の側面だけでなく、環境・社会・経済の全ての側面に対応することが求められるのがSDGsです。
“占有”ではなく“共有”
Office Ticket Workは、月額定額で、コワーキングスペースや空室のレンタルオフィスが使い放題になるサービスです。
“所有”ではなく“利用”、“占有”ではなく“共有”することによって、社会の様々な問題を解決することに貢献できます。
あなたも、サスティナブルな働き方を考えてみませんか?
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