複業とは副業との違い・種類・始め方・おすすめのサービスなどをご紹介

日本では、2018年ごろを境に、複業という言葉が注目されるようになってきました。 政府が働き方改革や新しい働き方を推進していく中で、徐々に定着してきた概念です。 今回は、複業とは何か、副業との違い、種類や始め方などについて解説していきます。

複業という言葉を聞いたことはあっても、副業や兼業と何が違うのか、詳しいことはよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、副業とは何か、副業との違い、種類や始め方などについて解説していきます。
複業に興味があるという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


複業とは?

複業とは、複数の仕事を持つことで、パラレルワーク、パラレルキャリアなどとも言われます。
働き方改革が推進されるようになった2018年以降に注目されるようになった、比較的新しい言葉です。

複業・副業・兼業の違い

パソコンの前で考えている男性

複業は、複数の職業を持っている状態であえてメインとサブという位置付けを行わず、どれも本業であるという位置付けをします。

対して副業は、本業の他にサブとなる仕事を持っている状態のことを言います。

兼業は、何かの仕事をかけもちするという意味で、複業と大きな違いはありません。

複業と副業は、目的に違いが見られる場合も多く、副業は収入を増やすために本業とは別に働く人が多く見られますが、複業は、“自分のスキルや経験値を高めるため”や“自由な働き方、新しい働き方を求めるため”であることが多いのも特徴です。


複業の4つの種類

複業には、4つの形態があります。
・個人+個人
・個人+法人
・法人+個人
・法人+法人
一つずつ解説していきます。

個人+個人

フリーランスや個人事業主、小さな法人を経営している経営者などの個人が、複数の仕事を行うタイプ。
例えば、デザインをしながら新たにライターの仕事もするなど。
時間の制約などが少ない分、スキルがあればあるほど、比較的簡単に様々な仕事をかけ持ちすることができます。


個人+法人

個人で何か仕事や事業を行いながら、どこかの企業にも所属するタイプ。
企業に属している分、時間の制約や責任などが増しますが、個人+個人ではできない経験ができたり、スキルがアップしたりというメリットもあります。

法人+個人

会社で働いている人が、新たに個人事業を始めるタイプ。
日本では、最近までは副業禁止の企業も多くありましたが、働き方改革によりパラレルキャリアを形成しやすい環境になりつつあります。
企業で安定した収入を得ながら、個人で様々なスキルを身につけることができ、将来独立を目指す人にも多いタイプです。

法人+法人

企業に所属している人が、別の企業にも所属するタイプ。
時間と労力を要するため、調整をうまく行う必要がありますが、複数の仕事に取り組むことで人脈や仕事の幅も広がやすくなります。
また、個人で行うよりも、収入面で安定しやすいというメリットもあります。


複業に向いている人

パソコンを眺めている女性

複業やパラレルワークに向いている人とは、どのような人なのでしょうか。
いくつもの仕事を行うことに向いている人には、以下のような特性があります。

専門スキルを持っている

専門的なスキルを持っている場合、複業をすることは難しいことではありません。
企業で働きながらスキルを身につけたり、自分で自発的にスキルを身に付けておくと複業を始める時に役立ちます。


リモートワークが苦にならない

複業を行う場合には、基本的にリモートワークで行うことが多くなります。
リモートワークを行える環境をが整っていて、円滑に連絡調整などを行えることも大切です。


コミュニケーション能力が高い

複業をするということは、様々な人とコミュニケーションをとりながら仕事を進めていかなければいけません。
クライアントとスムーズなやりとりをして信頼を築くためにも、高いコミュニケーション能力が必要になります。

向上心が高い

複業をするためには、自分を常に高め、質の良い仕事をするという向上心があることも大切。
スキルアップやキャリアアップしたいという強い思いがあある人は、複業に向いていると言えます。

自主性・行動力がある

複業を行うには、自主的に考えて行動する力が必要。
指示を待ち、言われてから行動するのではなく、自分の意思で、即行動できる人が複業に向いています。

マルチタスクが得意

複業を行っていくには、一度に複数のクライアントとやりとりをしたり、いくつかの仕事を同時並行で進めていったりしなければいけません。
状況を適切に把握して常に頭の中を整理しておき、仕事の優先順位をつけながら同時に複数の仕事を進めるというマルチタスク能力が求められます。

複業におすすめの仕事・職種

複業に向いている業種は、パソコンがあれば仕事ができる仕事が多いです。
例えば、以下のような仕事があります。
・エンジニア
・webデザイン
・デザイナー・イラストレーター
・webディレクター
・採用・人事
・動画制作
・ライター
・広報PR
・マーケティング


複業の始め方

パソコンで仕事をしている男性

ここからは、実際に複業を始めようと思った時に、何から行えば良いのかなど、複業の始め方についてご紹介していきます。

①スキルを確認する

まずは、自分ができることは何か、企業でこれまで働いてきてできるようになったことは何かなど、自分の現状を把握します。
今の自分のままでできそうな複業があるのであれば、トライしてみるのも良いですね。

今のままでは複業できそうなスキルが足りないという場合には、まずは、自分のスキルを磨くことから始めましょう。
資格を取るのもよし、無料でできることから始めるのもよし、仕事を受注できる何かしらのスキルを磨きましょう。

②ポートフォリオを作る

仕事を探す時に、何か実績として提示できるものがあると、仕事を受注しやすくなります。
これまでに自分の実績として見せられるものをまとめ、クライアントに提示できるようにしておきましょう。

③クラウドソーシングに登録する

ここまで準備が整ったら、クラウドソーシングに登録して、仕事を探し始めましょう。
クラウドソーシングのプロフィールの部分には、自分のポートフォリオを載せられる場合もありますので、上手に活用すると良いですね。

複業におすすめのサービス

複業を始めるために、登録しておくべきサービスをご紹介します。

ランサーズ

複業を始めようと思ってリサーチしている方なら、既に知っている人も多いのではないでしょうか。
ランサーズは、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
案件は、ロゴやイラスト作成、ライティング、ホームページ作成、文字起こしなど様々。
特に、ライティング、webデザイン、web制作、デザインなどの案件に強いと言われています。
複業を始める際には、ぜひ登録しておきたいサービスです。

クラウドワークス

こちらもランサーズ同様、日本最大級のクラウドソーシングサイト。
案件の種類が多く、ライティング、翻訳、イラスト作成など180種類以上の仕事を選ぶ
ことができます。

ココナラ

ワンコイン500円で自分のスキルを得ることができるサービス。
アイコンや似顔絵の作成、ビジネススキルや画像加工などのレクチャー、占い、悩み相談などユニークな内容もたくさんあるのが特徴です。
スキルとまでは言えないという人でも、手軽に取り組めるのが良いところ。
初めの一歩を踏み出すのにぴったりなサービスです。

新しい働き方の選択

リモートワークや複業など、新しい働き方がどんどん広まってきています。
この流れは、新型コロナウイルスの感染拡大によって、さらに加速しています。
いつでもどこでも働ける場所を確保したいという方におすすめなのがBizplaceというサービス。
これは、月額定額制で、日本中のワークスペースが使い放題になるサービス。 
パラレルワーカーやリモートワーカーの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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