【ライフワークバランスの実現】メリット・具体的な取り組みなどをご紹介

新型コロナウイルスの感染拡大によって一気に加速した働き方改革。 家で過ごす時間が増えたり、テレワークの導入などによって、自分の時間が増えたと感じている人も多いのではないでしょうか。 今回は、ライフワークバランスについて解説していきます。

社会的に重要視されるようになったライフワークバランス。
新型コロナウイルスの流行によって、さらに働き方改革が促進されました。
今回は、ライフワークバランス実現のメリットや具体的な取り組みなどについて解説していきます。

ライフワークバランスとは?

ライフワークバランスの言葉の定義は、内閣府によると、“仕事と生活の調和”とされています。
内閣府のホームページには、詳しく以下のように記載されています。

(1)就労による経済的自立が可能な社会
経済的自立を必要とする者、とりわけ若者がいきいきと働くことができ、かつ、経済的に自立可能な働き方ができ、結婚や子育てに関する希望の実現などに向けて、暮らしの経済的基盤が確保できる。

(2)健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
働く人々の健康が保持され、家族・友人などとの充実した時間、自己啓発や地域活動への参加のための時間などを持てる豊かな生活ができる。

(3)多様な働き方・生き方が選択できる社会
性や年齢などにかかわらず、誰もが自らの意欲と能力を持って様々な働き方や生き方に挑戦できる機会が提供されており、子育てや親の介護が必要な時期など個人の置かれた状況に応じて多様で柔軟な働き方が選択でき、しかも公正な処遇が確保されている。

引用:内閣府ホームページ

つまり、ライフワークバランスとは、仕事と私生活のバランスがどちらかに偏ることなく、整った状態と言えます。

仕事ばかりで人間らしい生活を送ることができないという状況ではなく、人間らしく健康的な生活を送ることで気持ちに余裕が生まれ、仕事の生産性を上げることにも繋がるのです。

ライフワークバランスのメリット

タイピングしている手

ライフワークバランスを実現するメリットについて解説していきます。


心身の健康を保てる

過労による社員の病気や自殺などは、絶対にあってはならないことです。
社員が自分や家族のための時間を持てるようになることで、心身を健康に保ち、社員を守ることに繋がります。


女性社員の定着

出産や育児に対する支援や、柔軟な働き方を取り入れることによって、女性社員が働きやすい環境を整えることができます。
子どもを産む前に会社を退職するという女性は未だ全体の半数以上を占め、働きたいのに働けないという女性は実はとても多いのです。
女性が働きやすい環境を作ることで、女性社員の定着や、リーダーの育成などを行っていくことができます。

優秀な人材の獲得

能力やスキルはあるのに、会社の風土や働き方が合わないという人材も多くいます。
ライフワークバランスを大切にする働き方を取り入れることで、より優秀な人材を集めやすくなり、人材育成のコストの削減にも繋がるというメリットもあります。


社員のモチベーション向上

プライベートの充実と仕事のモチベーションは関係することが分かっています。
ライフワークバランスを実現することで、社内のコニュニケーションアップにも効果的です。


生産性の向上

プライベートが充実することで、社員たちがしっかりとリフレッシュすることができ、仕事の生産性の向上が期待できます。
また、会社への感謝の気持ちやビジョンなどへの共感度のアップも期待できるのです。


企業のイメージアップ

ライフワークバランスを実現することによって、社員を大切にする企業として、安心して社員が働ける企業、離職率の低い企業などという優良企業としてイメージアップを図ることができます。
自社の成長だけでなく、社会に貢献しているかという企業の社会的責任(CSR)も重視されています。
企業のイメージアップは、優秀な人材の確保にも効果的です。


ライフワークバランス実現の取り組み

パソコンをしながら赤ちゃんを見ている女性

実際にライフワークバランス実現への取り組みには、どんなものがあるのでしょうか?
いくつか挙げていきますので、参考にしてみてくださいね。


育児休暇制度の導入

社員が働きやすい環境を作るために取り入れたいのが、育児休暇の制度。
女性が働きやすい環境を作るだけでなく、男性の育児休暇取得のニーズも高まっています。
重要となるのは、制度があるというだけでなく、制度が使いやすいかどうか。
制度を使うことが推奨されるような社内の雰囲気が作られていることが重要になります。


リモートワーク導入

リモートワークを取り入れることによって、企業にとっても社員にとっても多くのメリットが得られます。
スムーズな社会復帰、育児や介護と仕事の両立、通勤や満員電車によるストレスからの解放、障害を持つ人や体が不自由な人の雇用、会社のコスト削減など。
コミュニケーションや勤怠管理などの課題と向き合いながら、徐々にリモートワークが当たり前になるような会社作りが求められています。

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フレックスタイム導入

1ヶ月の労働時間や1日の労働時間を規定し、自分の好きな時間に働くことができる制度。
いきなりフルフレックス制度を導入するのではなく、1日の中で必ず全社員が出勤するコアタイムを設定するなどの方法もあります。


時短勤務制度の導入

特に育児中の女性や、子持ちの家庭に需要が多い、時短勤務制度。
朝の出勤時間を遅くしたり、退勤時間を早めたり、社員の声を聞きながら様々なパターンの時短勤務を導入することで社員が働きやすくなります。

長時間労働の削減

長時間労働の削減といっても、単に残業を禁止するだけでは解決しません。
まずは、業務全体で省略できたり効率化を図れたりする業務はないか見直しを行なって、社員の業務量が少なくなるように調整します。
長時間労働を禁止した結果、社員が家に仕事を持ち帰ったり、休日出勤しなければならなくなったりすることがないようにするというのがポイントです。

福利厚生の充実

どんなに良い福利厚生があっても、使われなければ意味がありません。
例えば、資格取得に関するものや、レジャー施設利用に関するもの、美術館などの施設利用などの教養を深めるものなど、福利厚生を利用することによって、社員がより生き生きと働けるようになることが大切。

ライフワークバランスを考えた転職

パソコンを見ている女性
ライフワークバランスを重視した生活を送りたいと思っている人は多くいます。
転職を考える際には、以下のような点に着目して転職先を選びましょう。

・働き方
出社かリモートワークか、フレックス制度があるかなどを調べましょう。

・休日日数
休日はどの程度あるのか、休日出勤の有無などについても情報収集ができると安心です。

・残業量
残業はどのくらいあるのか、社員の声などを参考にしてみると良いですね。

・社風
上司の様子や、社内の雰囲気はオープンかなど、できる限りの情報を集めておきましょう。


ライフワークバランスを実現させよう

もはや社会全体として取り組むべき課題となっているライフワークバランス。
今回は、ライフワークバランスのメリットや具体的な取り組みなどについて解説してきました。
ぜひ、自分の働き方を見直すきっかけにしてみてくださいね。

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