コロナウィルスの影響でリモートワークを導入した企業必見!課題を見直して生産性UP

コロナウィルスの影響でリモートワークを導入した(在宅ワーク)という働き方が注目を集めています。リモートワークとは、オフィス以外の自由な場所で、遠隔で業務をおこなうワークスタイルです。しかしリモートワークも一歩間違うと、社員の働き方に対してむしろ悪影響を与える結果となることも。効果を最大限に高めるポイントを探りましょう!

こんにちは!リモートワーク歴3年以上、Feeeelライターの仲野識です。
2020年2月頃から、新型コロナウィルスの感染拡大への懸念から一定期間のリモートワーク導入に踏み切る企業が増えてきましたね。
そんななかでTwitterが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でスタッフに命じている自宅勤務を、パンデミック終息以後も無期限に継続しても良いとする考えを明らかにしました。

現在のような自粛要請の状況下で仕事をするうえで、リモートワークだけで完結できる仕事もあれば、やはりチームとしての結束力を高めたりスムーズな意思疎通などの面から、職場での仕事のほうがやりやすいものもあるのが浮き彫りになりました。
そこで今回は、コロナウィルスの影響でリモートワークを導入した企業さん必見の、リモートワークの課題を見直して生産性UPをさせる方法を紹介します。

なぜ今リモートワークが注目を集めているのか?

リモートワークが注目を集めている

まずは、リモートワークという働き方について、どうしていま注目を集めているのかを見ていく必要があります。
下記でも記載しますが、外出自粛を要請されている今急務として導入されているリモートワークではありますが、実はそれ以前から、しっかりと推進されてきた「働き方改革」であったのです。

働き方改革の一環としてリモートワークの導入を推進していた

労働者人口が減少している状況の中、企業に求められていることは、限られた人材で企業を運営していくことです。
そんななかで、多様な働き方が叫ばれ、リモートワークやテレワークを国や地域が主体になって推進しはじめました。
企業側としても職種によって、オフィス以外での勤務を認めるケースが増えています。
企業はワークバランスの見直しをすることが必要になったのです。

インターネット環境が普及・充実したことで、自宅やレンタルオフィスなど、会社のオフィス以外で働くことが容易になったことも背景の一つと言えるでしょう。
特に出産後の育児と仕事の両立において、出勤する必要がない在宅での勤務は注目度が高くなっているようです。

コロナウイルスの影響で急速に浸透している

リモートワークの導入が加速

従来は働き方改革としての側面が強かったリモートワークですが、新型コロナウイルス感染拡大といった緊急時のリスクヘッジとしても有用なことがわかり、導入を検討する動きが出てきています。
実際、多くの企業が出社を取りやめざるを得ず、都庁が11日に発表したテレワークの導入に関する緊急調査で、4月の都内企業のテレワークの導入率は62.7%と、3月と比較して大幅に増加していることが分かっています。

業務以外の面でも、
・リモートワークには長時間の通勤や職場内でのゴタゴタに巻き込まれない
・家族との時間が増える
という利点もあり、この情勢が落ち着いてからも、引き続きどこまで導入していくべきかはケースバイケースと言えそうです。

リモートワーク導入時の課題と解決策

テレワークする男性

リモートワーク導入のツールが分かったところで、実際の導入時にはどのような課題があるのでしょうか。
解決策とともにご紹介します。
経営方針として検討している方、今急に導入している方などは、この章をしっかりチェックしておいてください。

リモートワーク導入時の課題1:コミュニケーションの量が減る

リモートワークにおける最大の課題が、コミュニケーション量が減ってしまうことといえます。
同じ場所で一緒に仕事をしていないため、オフィスで働いている時のような密接なコミュニケーションがとりづらくなり、結果的に孤独感をる強く感じるケースもあります。
また、周囲の人との関係性を深められず、ちょっとした質問も出来なっていくこともあるので、コミュニケーションの量が減るのは課題であると言えます。

【解決策】
リモートワークでコミュニケーションをとる場合、基本的にはチャットなどのツールを使います。
チャットツールも、単純に文字だけのものではなく、音声や動画でのコミュニケーションを増やすことで、一緒に仕事をしている仲間の顔が見え、コミュニケーション不測の解決策となります。
さらに、業務以外のことを質問したり、ちょっとしたおしゃべりをするための雑談用のチャットルームを設けると、気持ちの面でも明るくなりやすいので、おすすめです。

リモートワーク導入時の課題2:状況把握がしづらい

リモートワークで仕事をしていると、お互いに相手が今何を行っているのか、どのくらいの進行状況なのかが分かりにくいという難点があります。
同じ空間で仕事をしていればその人の仕事内容や業務の速さなどをみつつ依頼作業量を調整できますが、リモートの場合はそれが難しいのです。
結果として業務過多になったり、逆に少なすぎたりで全体の進行が遅れてしまうというリスクも。
もちろん、仕事だけでなく健康状態も分かりにくいので、管理者として部下の健康状態をどう把握するかも重要と言えるでしょう。

【解決策】
リモートワーク中も週に1回や月に1回など、定期的に顔を合わせて上司と面談させましょう。
その間に、可能な範囲で対面でのコミュニケーションをとるのがおすすめです。

リモートワーク導入時の課題3:評価が難しい

テレワークでは、上司や他の同僚の目が届かない場所で働く場合がほとんどです。
リモートワークの場合成果物のみで判断するのか、過程も含めて評価するのか、遠隔で仕事をしているため、そもそも対面で行うはずの評価制度をそのまま適用するのは難しく、悩んでいる管理者も多くいます。
一般的な評価では最終的な成果だけではなく、仕事への取り組み方やコミュニケーションの取り方などのプロセス重視の評価項目が多いので、テレワーク実施中は評価が難しくなってしまうのです。
物理的に仕事をしている過程を見ることができない場合の評価方法を、独自の制度として新たにつくる必要があります。

【解決策】
リモートワーク独自の評価制度を作るうえでは、目標と達成までの期間を定めて、プロセスと成果をバランスよく考慮した評価制度にしましょう。
成果を出した社員のみではなく、成果が出なかった社員も上司にアピールできるような機会を設けるとよいでしょう。

それぞれの会社にあった理想的なリモートワークの形を見出していこう

リモートワークに限らず、新しい制度や仕組みを導入する際には必ず不安な点が出てきます。
しかし、その一つ一つを課題として切り分けることで、解決策を生み出すことができるでしょう。

それでも難しいという場合、まずは試験的に1つの部署・グループだけでリモートワークを実施し、実際にどのような課題が出てくるかを検証すると良いかもしれません。
出てきた課題に応じて、それらを解決に導くツールを使うのも一つの手です。

それぞれの会社にあった理想的なリモートワークの形を見出し、成功させていきましょう!

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