朗読会主催は楽しい♪読書会の進め方がわからない人が開催前に知っておくべきやり方!
目次
そもそもどんな読書会・朗読会があるの?
読書会には、そもそもどのような種類のものがあるのでしょうか。
まずは読書会の種類について見ていきます。
自分が開きたい、参加したい読書会がどの種類に属しているのかを知ることによって、開催の際に準備に戸惑うことが少なくなりますよ。
一番フランク!ジャンル不問で好きな本を紹介
読書会の中で最もフランクな形です。
ジャンル不問なので、マンガであってもいいですし、小説でもビジネス書でも大丈夫です。
とにかく自分が好きだと思う本を持ち寄り、それをプレゼンすればよいのです。
主催としてもハードルが低く、一番開催しやすいとてもライトな読書会です。
開催場所の縛りもないので、カフェなどのオープンな場所やおしゃれなレンタルスペース、カラオケなどのフランクな場所でやることが多いようです。
好きな本を紹介しあって友達として今後も付き合っていくという目的で参加者する人も多いようです。
ジャンル縛りでコアな読書会も楽しい♪
少し難易度は上がりますが、本好きにはたまらない読書会が「ジャンル縛り」の会です。
ジャンル縛りとは、何か特定のジャンル以外のものは紹介してはいけないというルールのことです。
例えば「サスペンス」縛りの読書会なら、そこへコメディや恋愛ものは持ってきてはいけません。
また、作家縛りもあります。
赤川次郎縛りの読書会なら、赤川次郎作品以外を紹介することはできません。
参加者の好みが如実にわかる、コアなファンにはたまらない読書会になります。
開催の時の注意としては、あまりにマニアックすぎる縛りだと参加者が集まりにくいということがあります。
あまり細かな縛りは付けず、大きな区分から始めてそこから細かく枝分かれさせる手法がベストでしょう。
もし紹介する本が被った際も、各自に紹介してもらいます。
着眼点が違うと、新たな読み方の発見にもつながって楽しみ方が広がりますよ。
【パターン別】読書会を主宰するときに知っておくべきやり方
読書会を主宰する際、知っておくべきやり方について解説していきます。
読書会や朗読会は、ほかのワークショップとは少し違ったポイントがあるのです。
その違いを理解しておくことによって、実際に会を主宰するときに役に立つはずです。
これから主宰する人や、主催しているけれどなかなかうまくいかない人はぜひチェックしてみてください。
どのパターンでも参加者が一番楽しめるようにするのが大切
朗読会や読書会、ひいては様々なイベントにおいて、もっとも大切なことがあります。
それが、どのパターンの回であっても、参加してくれる人がもっとも楽しめるような会にするということです。
主宰として会を開いていると、どうしても自己満足な内容になってしまったり、進行も自分勝手に行ってしまったりする人はいます。
それは悪意あってのものではなく、経験不足ということもあるでしょう。
ですから、最初からプロの司会者やイベンター並みのことが出来なくても当然いいのです。
最低限、「今この場に来てくれている人を笑顔にする」「朗読会に参加してくれる人が楽しかったと思って帰れる」ことさえ理解していればよいのです。
参加者ファーストで会を企画できれば、「どうやったら楽しんでもらえるだろう?」「スムーズに進行するためには、どんな準備が必要だろう?」と考えるようになるはずです。
そうすることで、自然といい会になっていきます、最初のうちは失敗も大切です。
開催に慣れている人や傘下に慣れている人にもらったアドバイスは、必ず心にとめておき、次回開催の際に役立てましょう。
感想を言い合う読書会の場合はみんなが発言できるように心がけて
1冊の本を参加者で呼んできた、その感想を披露する読書会もあります。
この場合は、主催者は上記の「楽しんでもらうためのお客様ファースト」に加えて、「参加姿勢に関するお客様ファースト」も考えなければなりません。
集団になると、どうしても発言しにくい人というのはいます。
生来の性格であったり、発言しにくい話題であったりと、理由はさまざまです。
また、逆に発言力が非常に高い人というのもいます。
そこでアンバランスが起こってしまうと、各自の満足度が変わってきます。
さらに主宰が好きな本を紹介するわけですから、どうしても多くしゃべりたくなってしまって、参加者さんが話せないという状況もよくみられるのです。
主宰は基本的には聞き手に回り、常にだれがどのくらい喋ったのかを把握しておく必要があります。
あまり話していない人がいれば、その人へ話を振って話す機会を作ってあげましょう。
常に気配りを忘れず、自分も楽しく話せるようになっていけば、上級者と言えるでしょう。
実際に主催してみよう!知っておくと便利な読書会の流れ
開きたい種類と、主催としての心構えを知ったところで、次に朗読会や読書会を実際に開催する時の流れについて説明していきます。
上記でもふれましたが、何のイベントであれ大切なのは準備です。
どれくらい時間をかけて準備できるかで、本番でどれだけクオリティが上がるのかが決まるのです。
入念な準備を重ねつつ、ここで紹介する流れを何度かシミュレーションしてみるのもいいでしょう。
自己紹介は簡潔に!
読書会の目的は本を紹介することなので、自己紹介は長くせずに簡潔に済ませておくのがベストです。
名札を用意しておいて、読んでほしい名前を書いてもらい、それを首から下げておいてもらうと進行もスムーズですし、参加者さん同士の交流にも役立ちます。
自己紹介の際は、名札に書いてある名前と好きなジャンルくらいにとどめておくようにします。
本の紹介の際にじっくり好きな部分や作家の好みなどを伺うようにすればOKです。
本の紹介はポイントを絞っておくとGOOD
自己紹介の後は、本の紹介を行います。
口頭だけで紹介すると分かりにくかったり、喋りすぎてしまったりしますよね。
そのため、事前に参加者さんにプレゼン資料を作っておいてもらうのが最も有効です。
それを主宰側で人数分コピーをし、会の初めに渡しておくのです。
そうすることで、資料を見ながら話を聞けますし、要点だけを絞って話しやすくなります。
主催はタイムキープも忘れないようにしましょう。
もしタイムキープをするのが大変なら、友人などに頼んでお手伝いをしてもらうのがベターです。
読書会の進め方を理解して楽しい読書会にしよう
読書会や朗読会は、本に触れられる数少ない機会となりました。
電子書籍ではなく、紙の本を持ち寄ってやるのが醍醐味である朗読会や読書会。
忙しい現代社会だからこそ、本の世界に没入する時間は非常に貴重で、大切なものなのです。
これを機会に、今まで触れたことのなかった文学作品に触れてみてはいかがでしょうか。
きっとあなたの知らなかった空想の世界に出会えること間違いなしです。
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