【これさえ押さえておけば失敗知らず】ワークショップの進め方!セミナーとの違いとは
目次
ワークショップとは?
美術や芸術などのアート分野で行われていた「ワークショップ」は、いま、とても多様化しています。
ビジネスマナーを実践的に学ぶのもワークショップなら、ハンドメイドアクセサリーの作り方を学ぶのもワークショップと呼ぶことができます。
つまり、ワークショップはこういうことをせねばならないというルールがないのです。
ワークショップの意味を簡潔に言えば、「体験学習型講座」と表せるでしょう。
何人かの参加者が集まり、主体的に考え、新しい創造と学習を実際に体験できる場がワークショップなのです。
ワークショップは一度ではなく、何度も参加することでよりその成果が実感できます。
まずは一度、試しに参加してみましょう!
グループワークとは何が違うの?
グループワークとワークショップは言葉の意味が何となく似ていますよね。
ですが、この2者にはしっかりとした違いがあります。
グループワークは就活などでよく用いられ、グループでディスカッションしたものを主催者側が評価する場です。
ひとつのテーマをグループ内で話し合いながら、最終的な結果を出したり成果物を作って発表したりします。
ワークショップは実践的な場ではありますが、どちらかというと成果を出すことが目的と言うよりは、疑問点などがあれば指導して実践する学習の場と言えるでしょう。
「セミナー」の違いとは?
セミナーとワークショップの間には、ワークショップとグループワークのような大きな違いがあるわけではありません。
どちらかというと、セミナーという大きなジャンルの中のひとつが、ワークショップなのです。
セミナーのなかで、講師が一方的に教授するものと、実技や講習などの参加・体験型の「ワークショップセミナー」があるのです。
ワークショップも講師はもちろん存在していますが、実際に内容を体験して学ぶ時間を通じて、実践的に技能を習得できます。
固い印象のセミナーの中で、ワークショップはリラックスしながら取り組めるため、新入社員のキックオフとして使われることも多いようです。
ワークショップで重要な3つのこと
実際にワークショップを開講するにあたり、どのようなことが重要なのでしょうか。
ワークショップを失敗させないためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
3つのポイントを押さえておくだけで、ワークショップの成果がより上がりますよ!
会議を良い方向に持って行く!進行役であるファシリテーターの存在
ワークショップにおいても、進行役は大切です。良い会議へと導く進行役のことを、ファシリテーターと呼びます。
ワークショップの完成度は、ファシリテーターの完成度と同じと言ってもいいくらい、ワークショップにとって大切な存在といえます。
観察力は、ファシリテーターにとって重要な素質です。
参加者が困っていないか目配りをし、質問や疑問を引き出して回答してあげましょう。
また、議論するうちに本来の目的を見失ってはいけないので、正しい道に軌道修正する冷静さも必要です。
結論や成果が出るよう、場をリードしてまとめられるリーダーシップも大切ですよ。
真面目な会議とは違う、リラクシーでざっくばらんな雰囲気
ワークショップは参加型の学習会なので、和気藹々とした雰囲気でどんどん意見が交わされるのが理想的です。
ですが、堅苦しい雰囲気ではすぐに発言できなかったり、緊張して話せないこともあります。
周囲の環境や開催する部屋についても気を配ることが大切ですよ!
参加者の緊張をほぐすためにBGMをかけてみたり、部屋の大きさはあまり大きくないものにしたり、机のレイアウトをいつもと変えて対面式やアイランド形式にしてみたりして、リラックスできる雰囲気をつくりましょう。
効率のよいワークショップにするための便利なアイテムをそろえておく
ワークショップを効率的に進めるためには、便利なツールをうまく活用しましょう。
特別なものが必要なのではなく、会議振興に必要になるツールをそろえればOKです。
ホワイトボードは意見を書き込んで全員が情報を共有できるため、一つは必ず準備します。
成果を発表するなら、紙の資料にプラスしてプロジェクターやスクリーンを使うとより周知しやすくなります。
コピー用紙を用意しておけば、何かのメモに使うこともできます。
貼る付箋はホワイトボードで何度も付けたりはがしたりできるよう、強粘着タイプがおすすめです!
ワークショップの進め方
ワークショップの準備ができたら、さっそくワークショップを開催しましょう!
進め方のポイントを3つ押さえておいて、いいワークショップにしましょうね。
当日の大まかな予定表を作っておこう
ワークショップの時間割は、参加者だけではなく講師にとっても重要です。
大まかなスケジュールを作った上で臨むようにしましょう。
バランスを考えながら進めないと、ワークショップのウェイトがどこにあるか分からなくなり、終わった後に参加者に「何を学んだのだろう?」と思わせてしまう可能性があります。
ワーク部分ではどれだけの時間をさけて、講師からの講義部分ではどのくらい時間があるのかを事前に決めましょう。
時間割は事前にバランスが取れるだけではなく、ワークショップ中のファシリテーターにも便利です。
進行が予定より進んでいるのか遅れているのかを判断できるので、スムーズなワークショップ運営ができるのです!
オリエン時の趣旨説明は丁寧かつ手短に
初めてワークショップを開催するとき、意外とおろそかにしてしまうのがオリエンテーリングです。
最初の説明になるオリエンテーリングは、「初めてワークショップに参加する」人にも、「何度か参加しているけれどもこのワークショップは初めて」と言う人にもとても大切です。
目的とゴールを共有していないと、参加する人を不安に思わせてしまいます。
どうして今回ワークショップを開催するのかを、参加者全員に丁寧に説明してからワークショップをスタートしましょう!
終了後は次に備えて確認・ブラッシュアップ!
ワークショップは、一回では成果を出すことは難しいです。
回数を重ねることで完成形に近づけていけるのです。
ワークショップが終わったら、必ずその日の反省をして次に活かすようにしましょう。
ホワイトボードや付箋は写真に撮り、メンバーへその日のうちに共有します。
終わった後にまだ課題が残っていたら、次のアクションを確認しておくことも大切です。
ワークショップを意義のあるチャレンジにしよう!
このように、ワークショップを成功させるためには環境づくりも大切ですし、スムーズに作業がおこなえる設備も重要です。
自分自身とワークショップをどんどん良い状態に仕上げていくことが、とても大切なのです。
参加者に満足してもらえるよう、アナタ自身も何度も経験を重ねていきましょう!
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