孤独で“テレワークうつ”が急増中!うつの原因と心をリフレッシュさせる解消方法

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、テレワークを取り入れる企業が急増しています。社員にとっては通勤のストレスがなくなり、余裕が出ることで作業効率が向上するなど、メリットが注目されていますが、中には『テレワークうつ』になってしまう人もいるようです。この記事では“テレワークうつ”に陥る原因などを解説します。

こんにちは!テレワーク歴3年以上、Feeeelライターの仲野識です。
緊急事態宣言が解除となり、少しずつ「新しい日常」が戻ってきていますね。
仕事の状況も、少しずつ変わっている方もいるのではないでしょうか。

この状況下で、新型コロナウイルスの感染拡大(COVID-19)の影響から、テレワークを取り入れる企業が増えています。
社員にとっては通勤のストレスがなくなり、余裕が出ることで作業効率が向上するなど、メリットが注目されるテレワークですが、中には慣れない在宅勤務の環境から、憂うつな気持ちを抱えてしまう人も少なくないようです。
オフィスから離れて在宅で仕事をすることもストレスがあると言う方も増えているのです。

それはどういうことなのでしょうか。
今回は、テレワーククライシスと呼ばれることも多い「テレワークうつ」について解説していきます。

新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークも急拡大

テレワークの増加

「離れた場所で」という意味の「テレ(tele)」と「ワーク(work)」と組み合わせた言葉であるテレワーク。
テレビ通話やチャット等のICT(情報通信技術)を活用し、自宅やレンタルスペースなど、会社以外の場所で仕事をする新しい働き方を指しています。
テレワークを導入することは、労働力不足の解消やコスト削減など、企業側にとっても多くのメリットがあり、従来の労働価値に一石を投じる新しい働き方とされています。

もともとは、2020年東京オリンピック時の混雑の解消や、今後、将来的に起こりうる地方衰退を見越して地方活性化などを目的として、2000年代から政府により推奨されていました。
しかしなかなか浸透せず、取り入れる企業もごく少数でした。しかし、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令されたことを背景に、急きょ取り入れる企業が続出したのです。

「テレワーク疲れ」が出てきている

緊急事態宣言は解除となりましたが、まだ東京では「アラート」が発令されるなど、テレワーク期間は長くなる様相を呈してきました。
テレワークが始まった頃は、
「通勤電車に乗る必要がなくて快適」
「無駄が減って仕事が効率的になった」
「オンライン会議やチャットでも十分仕事ができることがわかった」
などのメリットが多く目についていました。
それらはもちろん、テレワークのいいところであり、推奨されるべき理由でもあります。

ただ、しっかりとした準備なく始まったテレワークでは、長引くにつれて「テレワーク疲れ」「テレワーククライシス」と呼ばれるデメリットも徐々に明らかになってきました。

“テレワークうつ”とは?社員が憂うつになってしまう原因

テレワークする女性

上記のように、テレワークは多くのメリットと、それに伴ってまだ発展途上のためのデメリットも共存しています。
しかも、今回のコロナウイルスの影響で急遽導入した企業は、準備もうまくできておらず、環境整備が整っていないところもほとんどでした。

そんななか、テレワークを開始する前のイメージと違って、実際にテレワークを行うなかでうつ病になる社員が出てきた企業もあります。
ここでは、「テレワークうつ」の原因を解説します。

仕事と私生活のメリハリがなくなる

テレワーク最大のメリットである「場所にも時間にもとらわれない、自由な働き方」は、慣れないうちは裏を返せば大きなデメリットになってしまいます。
これは筆者の実体験なのですが、確かにやはり最初は通勤しなくていいこと、苦手な人と話さなくていいことなどでストレスフリーとなりました。
しかし、今まで会社がやっていてくれていたことのすべてを自分でやらねばならなくなり、オフィスの大事さを思い知った時期もありました。

  • 全てが自分次第なので、時間管理が難しい
  • オフィスのような充実した設備環境がない
  • ダラダラと仕事を続けてしまい、オフィス勤務よりも長時間労働になってしまう

といったことがあり、仕事と私生活にメリハリがなくなってしまいます。
それが原因で、疲れがたまってしまうことも往々にしてあるのです。

「がんばり屋さん」の燃えつきが要注意

テレワークは、その場に上司がいないことから、結果主義を採用する働き方です。
これは、「お気持ち主義」を回避できる一方で、別の問題を生み出しています。

それが「頑張りすぎる問題」です。
真面目な人のバーンアウト(燃えつき)が、「テレワーク疲れ」の正体の1つです。
そして、最も危険なものではないかと思われています。

誰にも見られていないからこそ、真面目な人はどんどん頑張ってしまう。やらなくていいことまでやってしまう。
そして、まじめな方というのは、「できるまでやればできる」というタイプが多い傾向にあります。
それによって『不安焦燥』となり、不安で落ち着かない、ソワソワする、という精神的な症状が出現します。

テレワークうつを解消する方法

テレワークする女性

自覚症状がなくても、この状況に知らず知らずのうちにストレスを感じている人は多いでしょう。
自粛生活が続く中、心身の健康を保つことは免疫力アップにもつながります。
コロナうつやコロナ疲れを軽減させるには、どのようなことをすればよいのか、一緒に確認していきましょう。

積極的なコミュニケーションと生活リズムを整える

「テレワークで会わなくなったのに、わざわざ声をかけてもいいのだろうか」
「自粛期間なのに、自分から声をかけづらい」
という方は多いのではないでしょうか。

しかし、コミュニケーションが不足していて困っているのは相手も同じです。
「相手と共通のこと」を話すのがお勧めです。仕事に関する問いかけでもいいですし、「最近どう?」といったような雑談だけでもいいでしょう。
「それわかる!」といった表現や「うんうん」といったうなづきだけで「孤独感」が軽減されるので、話しかけられた相手も同じようにストレス解消になるはずです。

また、生活のリズムを整えることが大事です。
普段の会社への勤務と同じように始業、終業、休憩の時間を決めて働くこと。バランスのよい食事を心掛け、食事の時間も普段と同じ時間に一定にしましょう。

まとめ

この記事ではテレワークを行うなかで分かってきたストレスと、その対応策をご紹介しました。
「テレワークうつ」は、誰しも症状が現れる可能性があります。
テレワークによるストレスは、決して放置してよいものではありません。

こういう時だからこそ、家族とゆっくり過ごしてもいいでしょうし、自分の趣味や好きなことをする一人の時間も大切にして、息抜きもしてください。
多少仕事が進まない日が少しあってもサボっているとは周囲は思わないことが多いので、不安に思いすぎないでくださいね。

限界を迎える前に、しっかりセルフケアを行っていきましょう。

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