テレワークの導入で気をつけたいマネジメント方法とは？ルール作りとコツについて紹介
コロナの影響でテレワークの導入を進めてきた方も、仕事の生産性が落ちていないか心配な時期にきているのではないでしょうか。
しかし、感染拡大が続いている今、テレワークの継続は行っていかねばならないところでしょう。
テレワークは、ワーク・ライフ・バランスを向上させたり、生産性を高めたりと、数多くのメリットがある現代に即した勤務形態です。
現在の企業の働き方改革の一端を担っていますが、実際にテレワークを導入してみると困るのが従業員の「マネジメント」ですよね。
今回は、テレワークにおけるマネジメントについて、気をつけたいポイントを解説します。
メリット、デメリットの両方がある中で、コツなどノウハウを抑えつつ、テレワークを成功させましょう。
目次
テレワークにおけるマネジメントとは？
テレワークの最大の特徴は、自宅などオフィス以外の場所で勤務できる点にあります。
通常のオフィス勤務とは勤務形態が異なるため、オフィスでおこなう一般的なマネジメントをそのままテレワークをおこなう社員に適用することは得策とは言えません。
テレワークでは、上司が部下を同じオフィスの中で直接管理できないため、マネジメントを工夫することが重要です。
では、テレワークにおけるマネジメントは、何を、どのようにおこなうのでしょうか。その内容について見ていきましょう。
そもそもマネジメントとは？
テレワークにおけるマネジメントを解説する前に、一般的なマネジメントについての知識を得ておきましょう。
マネジメントに不可欠な仕事は、大きく２つあります。
一つは、チームとしての業務がきちんと遂行されているか管理する「業務管理」です。
具体的には、プロジェクトの進捗管理や仕事の割り振りなどです。
二つ目が、部下の管理です。
マネジャーは、チームとして成果を出すために、チームをうまく機能させる役割を担っています。
そのため、日頃から部下がスケジュール通りに業務タスクを進行できているかどうかの管理が欠かせません。
マネジメントを行うマネジャーは、常に部下の業務の管理チェック・フォローアップを行う必要があるのです。
見落としがちな「テレワーク社員の悩み」をマネジメントで解決
次に、テレワークにおけるマネジメントの特徴を見てみましょう。
テレワークは、社員にとって働きやすい環境の実現や生産性の向上が期待できる業務形態です。
しかし、実際にテレワークを実施しても、しっかりとマネジメントを行わないと、必ずしも良い効果ばかりが得られるとは限りません。
テレワークのマネジメントと一般的なマネジメントでは、目的は同じでも、部下の管理方法に違いがあります。
それを知らずに通常通りのマネジメントを行ってしまうと、うまくいかないケースが多々あります。
ここでは、テレワークを利用するにあたって見落としがちなテレワーク社員のお悩みを紹介しますので、マネジメントの参考にしましょう。
お悩み１：社員同士のコミュニケーションが取りにくい
テレワークを行う社員の悩みとして真っ先に挙げられるのが、コミュニケーション不足です。
オフィス勤務と比較すると、テレワークの場合は、上司や同僚同士と会話するタイミングが必然的に減ってしまいます。
そのため、自分のオーダーがきちんと伝わっているか不安を感じがちです。
上司からの業務指示が曖昧な場合、その後の作業をスムーズに行うことができなくなったり、進めていた作業にミスが発生してしまったりと、業務にも支障が出る可能性があります。
また、オンラインでは相手の表情が見えないコミュニケーションが多いので、業務上での不安や疑問点をうまく伝えられない社員もでてきます。
お悩み２：仕事とプライベートの切り替えが難しい
テレワークでよくある悩みとして、仕事とプライベートのオン・オフを切り替えにくくなることがあります。
職場では強制的に「仕事モード」になれますが、自宅では仕事とプライベートの境界線が非常に曖昧です。
そのため、人によっては、テレワークで働いているときのほうが生産性が下がってしまうこともあるのです。
理想的な「テレワークマネジメント」をするために
テレワークを実施するとき重要なのは、テレワークをおこなう社員をマネジメントすることです。
そのうえで、発生するだろう課題を認識し、適切なマネジメント方法を採用するようにしましょう。
では、テレワークの主な課題を克服し、社員の生産性を高めるためには、どのようなマネジメントをおこなうべきでしょうか。
テレワーク社員に対する目指すべきマネジメントについて見ていきましょう。
「雑談」できる場を確保する
テレワーク環境下では、オンラインツールで業務に関するコミュニケーションはできても、通常会って仕事をするときに発生する「雑談」の機会は圧倒的に減ってしまいます。
こうした状況が続くと、孤立感が増したり、チームの信頼関係が薄まってしまったりします。
いままでチームだったのが、急に他人同士の集まりのようになってしまうのです。
それにより、組織に対するエンゲージメントの低下にもつながりかねません。
そこで大切なのが、業務に関するコミュニケーションとは独立した「雑談専用の場」を設けることです。
そうすることで、上記で挙げられた問題の「コミュニケーション不足」と「オンオフの切り替え」を解決できます。
Bizplaceでスマホから簡単にワークスペースを予約！
自宅の仕事環境以外に、いくつかの外の拠点を持っておくことも、いまのテレワークには必要です。
感染拡大化の中では、気軽に外に出ることは難しいですが、自宅近くのレンタルスペースなどで仕事をしたり、少人数でソーシャルディスタンスを保ちながら仕事をしたりするだけで、テレワーククライシスにかかる要素が減少します。
Bizplaceは、立ち寄りで業務ができるワークスペースが月額で使い放題のワークスペースレンタルサービスです。
電源・wifi完備で仕事はしやすいですし、平日はもちろん、土日祝日も利用が可能となっています。
仕事の時はレンタルスペースで行い、帰ったらオンラインで雑談するという使い方もいいでしょう。
まとめ
テレワークは、ワーク・ライフ・バランスを向上させ、社員の働くモチベーションや生産性向上など、数多くのメリットがあると考えられている勤務形態です。
しかし、現在の日本のワークスタイルでは、まだまだマネジメントの課題は山積しています。
テレワークを実施する際のマネジメントは、テレワークの特徴を理解した上で、適切な工夫をすることが大切です。
さらに、見落としがちな社員の悩みをあらかじめ把握した上で、チームの管理方法を確立しましょう。
そうすることによって、テレワーカーも安心感をもって働けるようになり、生産性もより高まると考えられます。
まずは自社内でテレワークを行うとき、どんな準備が必要かを考えてみましょう。
その上で、オンライン以外で会える場としてのレンタルスペースなども活用しながら、どんな制度やルールが必要になるか、どんなITツールを活用すれば解決できそうかをマネジメントしてみてはいかがでしょうか。
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