新卒向け社内研修テーマ・ネタを考えるポイントとは?社内研修のヒントをご紹介
目次
社内研修の受講対象者はだれなのかからテーマを絞ろう
社内研修においてまず大事なのは「研修をする受講者が誰なのか」ということにあります。
新入社員と現場の社員では、研修で学ぶべきスキルに差がありますよね。
テーマをこれから決定する場合、研修を通じて「誰に」「いつまでに」「どのように」なってほしいのかを明確にすることから始めましょう。
まずはこれから考える社内研修の目的をはっきりさせる
研修を実施するにあたって、開催には何らかの目的があるはずです。最初にその目的を明確にします。
「なんとなくこれがいいかも」とか、「前にこれをやってたからこれでいいか」というような考えでは、受ける側はもちろん、研修を行う自分たちもモチベーションは高まらず、本気になりにくいものです。
義務感で参加しなくてはならない研修になってしまうと、せっかく行っても効果は出にくくなってしまいます。
研修と行うことで何になるのか、どういうことが仕事にプラスになるのかなど、研修の目的をしっかりと口で言えるくらいにはなっておきましょう。
目標を設定し、最後には知識や技能を身につけられる研修にする
そもそも、「研修」は、これから行う仕事の中で必要とされる知識や技能を身につけることを指します。
つまり、新入社員研修であれば、学んだことをこれから初めて行う仕事でいかせるようになっていなければならないのです。
そんな時、研修には目標を設定することが有効な手段となります。
目標を定めさせるときは、研修を通じてどこまで学び、それを通じて目標を達成していくのかの具体的なプロセスを設定させます。数値化できるものや、文章化できるものなど、目に見える達成ラインを設けるようにしましょう。
ということは、テーマ選定の際に、明らかにあいまいなテーマではいけません。最後には、新入社員がしっかり答えを出せる。目標を達成できるテーマにする必要があるわけです。
現場との連携が大事!
研修を通じて学ぶべきことは多くあります。その中で、現場である配属先の協力が不可欠だということを知っておかなくてはなりません。
現場で研修で立てた目標を達成させるためには、そのためのフォローをする先輩の存在が大事となります。
ここで注意しなくてはならないのは、「現場の人間」と「研修を行う人間」の教える内容に差がないようにしなくてはならない、という点です。
研修担当と現場の連携が失敗すると、「研修で学んだことが現場ではあまり役に立たない」「研修はしっかりやったが現場では教えてくれる内容が違う」といった問題が発生します。
配属後の教育係を事前に選んでおいて、研修担当としっかり連絡を取り合うことが大事になります。
自社オリジナルの内容の社内研修を作ろう!
研修のいろはについてわかったところで、ここからは自社オリジナルの社内研修を作るポイントを紹介します。新入社員研修は、座学、グループワーク、ロールプレイなどがあるのを踏まえつつ、どのような内容の研修が好まれるか見ていきましょう。
ビジネスマナー・社内での基本行動など、社会人スキル習得研修
新卒向けの研修ならではですが、意外と受けがよく、かつ行っておくと後々役に立つのがこの社会人スキル研修です。
後ほど具体的なテーマにも言及しますが、社会人として身に付けておいてしかるべきマナー・行動というのは、先輩が思っているほどは習得していないものなのです。
特に、お客さまや取引先の方々などと接する可能性のある部署ならば、これを行っておいて絶対に損はありません。
あとから「知らなかった」とならないよう、まずは社会人に必要とされる最低限のスキルを習得させるようにしてください。
「これくらいできるだろう」という希望的観測ではなく、「ここから教えてあげよう」といったおせっかいなくらいがちょうどいいのです。
自分の会社における事業内容の理解を深める
内定をいただいた企業ですから、しっかり勉強はしてきているとはいえ、やはり1年目であることは変わりありません。
実際にどんな企業理念を持って動いているのか、部署の事業目的は何なのかなど、会社への理解を深めさせることが大事です。
会社についての理解が深まれば、自然とこの会社の一員として何をするべきかを理解します。
ともすれば「何のために働いているのだろう?」となってしまいがちな1年目で、 「自分が何のために働いているのか」をわかってもらうのは、研修の大きな役割だといえるでしょう。
研修を通じて社会人としての自覚を芽生えさせよう
アルバイト経験はあれど、まだ学生気分でいる新入社員も少なくありません。
そんな彼らが遅刻してきたり、仕事中にしゃべっていたりすると、やはり先輩社員は「常識を知らない」と思うこともあるかもしれません。
ですから、研修を行うのです。
新入社員が社会の常識で行動できるように、社会人としての自覚を持って行動できるように意識を変えていく研修であることも大事です。
やりっぱなし研修はNG!フォローアップ研修を最後に行う
研修は、一度やって終わりではありません。終わってから、一定時間がたったら「フォローアップ研修」を行いましょう。
研修終了後の新入社員がどんな仕事をしているのか、目標は達成できたのかを図る研修です。これはテーマを設定するというよりも、「依然行ったことのフォロー」という意味合いなので、別のテーマをわざわざ決めることはありません。
このとき、新入社員が実際に仕事をしみたら感じるであろう悩みや不安を聞いてアドバイスしたり、目標が達成していたらさらにスキルをあげるための二次目標を話し合ったりするのが効果的です。
どうしても迷ったらこれだ!研修テーマ例2つ
ここまで研修の内容についてみてきましたが、最後に研修のテーマ例を3つ後紹介します。これを基盤として新たな研修にしてもよいですし、まずは試しにやってみてもいいかもしれませんね!
ビジネスマナー研修
その名のとおり、ビジネスマナーの基本を学びます。座学、グループワーク、ロールプレイなどを通じてあいさつや言葉づかい、電話応対の仕方、名刺交換のやり方などを学んでいきます。
ビジネス模擬訓練
マナー研修よりも少しレベルアップした研修です。実際の辞令などを使って、実際に起こるかもしれないシーンを想定し、接客対応などを学びます。
もちろん、製造・経理・人事など、体験する内容もさまざまでOKです。座額と違って主体的に研修に参加できるので、比較的楽しく実際の仕事をシミュレートできます。
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まとめ
いかがでしたか? 新入社員研修のテーマを決めることは確かに難しい面も多いですが、その目的について考えれば分かりやすくなるのです。
しっかりと主体的に学べる研修テーマやネタを設定することにより、新入社員のその後だけでなく、研修したほうの未来も明るくなるはずですよ!
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