フリーランスが知っておきたい保険の基礎知識!加入できる保険の種類についても解説

フリーランスにはリスクがつきもの。これまで会社員だった方は会社で健康保険に加入していたと思いますが、フリーランスになったら保険についても考えなおす必要があります。独立したら自身で保険を選び、加入しなければなりません。フリーランスとして活動していくにあたり、必要な健康保険の切り替えについてご紹介します。

こんにちは!テレワーク歴5年以上、仲野識です。
これまで会社員だった方は会社で健康保険に加入していたと思いますが、フリーランスになったらどうなるのでしょうか?
フリーランスとして活動していくにあたり、保険についても考える必要があります。
自身で保険を選び、加入しなければならないのです。

フリーランスにはリスクがつきもの。病気や怪我をした場合や、万が一の事態を考慮し、早めに健康保険の切り替えを行いましょう。
今回は、全国健康保険協会の記事をもとに、フリーランスに必要な保険・リスク管理の知識について紹介します。

フリーランスと健康保険の関係

聴診器 カルテ

健康保険の基礎知識ですが、日本は「国民皆保険制度」を採用していますから、国民は会社に所属しているか否かにかかわらず、何らかの公的医療保険に加入する必要があります。
「国民皆保険制度」のおかげで、私たちは病院で支払う医療費の負担が3割で済んでいるわけです。
ここでフリーランスが押さえておきたいのが、健康保険にはいくつか種類があるということです。
会社員とフリーランスでは加入する保険が異なりますので、どのような違いがあるのか知ることが大事です。

フリーランスの健康保険

会社員が加入する健康保険(正式名称は「一般被用者保険」)の最大の特徴は、保険料を会社が半額負担してくれる点です。
それに対して、フリーランスが加入する健康保険は「国民健康保険」です。

市区町村で運営される公的な健康保険で、個人事業主本人だけでなくその家族も加入できます。
保険証がないと医療費を全額負担しなければならないため会社を退職してフリーランスになる場合は、退職日の翌日から14日以内に所在地の市区町村に届け出を出します。
もし月収10万8,000円以下、年収130万円以下になりそうであれば家族の扶養に入ることも検討してみましょう。
個人で健康保険に加入するよりも、保険料を安くすることができます。

国民健康保険は、保険料は市区町村ごとに算出方法・金額が異なりますから、お住まいの地域の役所・ホームページ等で確認しましょう。

会社員時代の健康保険を任意継続する方法も

雇用保険 失業認定 貯金通帳

上記で見てきたように、基本的にはフリーランスの場合は国民健康保険に加入する必要があります。
ですが、国保は社保より高くなる可能性があることがあるのです。
しかし、ひとつ裏技があります。
会社員からフリーランスになる場合、国民健康保険に加入せず所属していた会社の健康保険を任意継続することも可能なのです。

任意継続をするメリット

任意継続をするメリットは、扶養家族の保険料を払わずに済むことです。
扶養家族が多い場合、任意継続の健康保険料には上限があるため、任意継続をするとお得になることもあるでしょう。
標準報酬月額の限度は30万円です。
ですから、たとえば在職中に40万円の報酬をもらっていた場合、10万円分計算されるコストがなくなるので、保険料は安くなるのです。

また、任意継続をすることでこれまで加盟していた健康保険組合の福利厚生等も引き続き受けられるメリットもあります。
配偶者・扶養家族の年収が130万円未満である(「平成31年度の任意継続被保険者の標準報酬月額の上限について」による)などいくつか条件がありますので、必ずチェックしてくださいね。

任意継続の注意点

ただし、注意点もあります。
保険料は全額自己負担になり、会社員の時のように会社が保険料の負担をしてくれることはありません。
1日でも保険料の支払いを滞納すると脱退となるので、注意しましょう。
さらに、任意継続をするためには、退職日までに2ヶ月以上継続して社会保険に加入している必要があったり、必要書類を、退職した次の日から20日以内に健康保険組合に郵送する必要があったりもします。

もうひとつ気をつけないといけないのが、加盟期間に2年の制限があることです。
これらのことを考慮した上で、ご家族がいたら、ご家族と相談して任意継続するかどうかを決めると良いでしょう。

フリーランスが働く場所の選択肢

オフィス 女性

今までは、起業をするとなると事務所やオフィスを借りる必要がありました。
とはいえ、家賃や水道光熱費、備品などにコストがかかり、起業時からある程度資金が必要な場合が多かったのです。
保険でてんてこ舞いななか、オフィスもとなると大変ですよね。

しかし、最近では、フリーランス以外でも、働き方が多様化し、オフィスに出社せずに仕事をする人も増えてきています。
ここからは、フリーランスにおすすめしたい便利な施設やサービスがそろった仕事場を解説していきます。

フリーランスにオススメしたい仕事場とは

フリーランスとして効率的に仕事をするには、仕事場も重要です。
ここでは、仕事場を選ぶ基準をチェックしましょう。

・通信環境(インターネット環境)
・電源環境
・騒音の程度
・机や椅子
・場所の混み具合
・料金

この6点は、仕事場を選ぶときに基準になるものです。逆にいえば、これができていないと、仕事場としてはあまり適さないかもしれません。
特にポケットwi-fiや携帯電話のテザリングなど、自分で通信環境を整えていない場合は、通信環境と電源環境は必須条件です。

レンタルオフィスで快適な仕事環境を

レンタルオフィスというのを聞いたことがありますか?
その名の通りレンタルできるオフィスのことで、完全個室になっていないこともありますが、個室の場所もあります。
カフェやファミレスなどはその都度店選びをしなければいけませんが、レンタルオフィスを契約すればその煩雑な作業も必要ありません。
机や椅子など事務用品、通信環境などがあらかじめ備えてありますので、設備面を考えると一番利用しやすいでしょう。

また、通常の貸事務所よりコストが低く、住所を登記できるため起業にも適しています。
さらに、この新型コロナウィルスの影響下で気になる飛沫問題も、仕切りがあるので安心ですよね。
Bizplace(https://bizplace.jp/)なら、全国各地のレンタルオフィスの数時間や1日だけの利用や、月額料金を払って毎日使うことも可能です。
お近くの施設を探すときに利用してください。

まとめ

会社に属していれば、業務中の事故による損害賠償は組織全体の問題として対処できます。保険もきくでしょう。
しかし、フリーランスの場合は個人で対応しなければいけません。

今の時勢による変化や「働き方改革」の影響により、労働のスタイルは今後も多様化していくでしょう。
フリーランスで受けていた仕事を副業から本業へと切り替える人や、起業してフリーランスになる人も増加するかもしれません。
それに伴って、保険サービスはさらに発展していくでしょう。
フリーランスになっても安心して仕事を続けられる環境を整えられるよう、保険サービスをよく理解しておくことが大切です。

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